rubidium-37’s blog

やりたいことしかやらん

2020年冬アニメ(個人的)総決算(完全版)

どうも、ルビジウムと申す者です。

 

コロナウイルスで最終回の足並みが揃わなかった2020年冬クールアニメでしたがようやく全ての作品が完結しました(はてな☆イリュージョンのせいでこの記事が6月まで完成しなかったのは誠に遺憾です。しかもMXの放送はBSから2日遅れのせいでさらに出遅れるという始末)。という訳で今更ながら完全版と題して2020冬アニメの個人的な評価・感想を述べていきたいと思います。

 

暫定版が気になる方はこちらもどうぞ(読む必要ある?)

rubidium-37.hatenablog.com

 

 

自分がおおよそどのような基準で評価をしているかについてはこちらを見てください。

rubidium-37.hatenablog.com

 

 

というわけで早速下位から順にいきたいと思いますが、自分も誠に遺憾なことに全ての作品を見ている訳ではないので自分が見ていた作品のみになってしまいますがそこはご了承ください。加えて、自分の中では各項目(ストーリー・映像・演出およびそれぞれの絶対評価相対評価)でおおよその点数を付けていますが内訳を公開するのは色々と怖いので今回はなしということで許してください(保身)。

 

ここからはネタバレ等もあるので注意してください。(20年春クールに続く作品は2020冬クール放送分終了時点での暫定評価です)

※暫定版から内容が変わっている部分がある作品はタイトルを赤文字にしてます。

↓下にスクロール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

E(~49点)

無し

 

 

D(50点~59点)

インフィニット・デンドログラム(今期ワースト)

 OPとEDと声優陣以外にこれといった取り柄が無いに等しい作品。内容もツッコミどころ満載なのに加えて、作画も一時期かなり怪しかったのもかなりヤバい(しかもコロナで世間が本格的にヤバいってなる1週前くらいの辺り、もちろんコロナ直撃の時も万策尽きて1話再放送やってる)。主人公が口癖の「後味が悪い(キリッ)」が飛び出す度にTwitterでは大盛り上がりでした。なんといっても設定が難解すぎて会話のほとんどが理解できないのが辛い。最終回においてもこの点は解消されないので諦めましょう。唯一の救いはマジでOPとEDなのにEDは中盤の回では中途半端にしか流れてないです。これガチで内田彩さんはキレていいでしょ。令和の時代に舞い降りた最高のクソアニメでした。

 

 22/7

 プロジェクト全体としての企画・コンセプトとしては面白いと思われたが、肝心のアニメがかなり微妙。描きたかったことも理解はできるが終盤の展開で大きく動きがあった展開がみうとニコルが過去に出会っていたことが明らかになった瞬間ぐらいで後は予想の範囲内なのも寂しい。壁の正体が分からずじまいなのもかなり微妙な感じに。ライブシーンのCGも動きはいいけど3Dモデルの質が高くないのが何とも言えない。中盤はメンバーの過去回想抜きにすれば単純な日常アニメとして見れなくもないけどこの過去回想いらんくね?ってなる回が多すぎる。EDのキャラソン秋元康氏のセンスにいまいちついていけなかった。普通に22/7名義のシングルはいい感じなんだけど流れる機会があまりなかったですね。

 

 

C(60点~69点)

ダーウィンズゲーム

 1話のワクワクを返せ。王さん登場辺りから内容が段々と怪しくなっていき、コロナの影響で作画も怪しくなって無事死亡。最終話で空中で首だけになってしゃべってる王さんには大爆笑させていただきました。何もかも中途半端な感じになったせいである意味D評価の3作よりも影が薄い。半年後にはマジでタイトル聞いても思い出せなそう。

 

number24

 おい、ラグビーやれよ。ラグビーアニメなのにラグビーシーンまでがなかなか遠い。あと個人的に主人公の性格がキツ過ぎて合わなかった感もある。他の登場人物も数が多くていまいち感情移入しにくかった感もある。ただ8話はいい話だったので特定の人物にフォーカスを絞ってくれればさらに良かったと思った。コロナ関連で延期になってた回はライバル校との試合でしたけど色々詰め込み過ぎ感ありましたね(正直意味が分からない回想が多かった)。要はラグビーアニメの皮を被ったホモアニメ

 

はてな☆イリュージョン(順位を1つ上に修正)

 EDのヒカリイロの歌はマジで神曲すぎる。個人的には2020冬クールトップの名曲です。本編についてですが、矢吹の絵がアニメで動くのであれば神だったのに蓋を開けてみるとほとんどが雑な中華作画でおそらく今期最も作画評価は低い。内容も前後のつながりが雑過ぎて変な笑いが出ることも。ただ、コロナの影響で最終回だけ2ヶ月延期になってしまいその間に何が起きたんだと困惑するぐらい作画が良くなってビックリしちゃいました(苦笑)。最後の最後で我々が見たかったはてな☆イリュージョンが見れたのでそれだけでここまでの負債は全部帳消しと言ってもいいでしょう(プラスになったとは言っていない)。最終回を見るためだけに途中を耐えるのは普通にキツいのはもうしょうがない。

 

魔術士オーフェンはぐれ旅(B→Cに修正)

 なんだこの作画!?平成初期か?まあ、本当にその時期に一度アニメ化しているので作風が古めかしいのはしょうがない。序盤の展開は説明が無さ過ぎてなんだこれ?って感じではあったが後半はもしかしてこれそこそこ面白い?ってなるぐらいの感じではあった。とはいえやはりセンスが古いせいでところどころ笑ってしまう。特にOPは音楽・映像・演出全てにおいておおよそ令和のそれではない。個人的には単純に原作が気になってしまったのでその点においては完全に敗北した。と思っていたら2期が決定して草生えた。別にアニメで続きを知りたいとは誰も言っていない。

 

BanG Dream! 3rd Season(D→Cに修正)

 2期もなかなかひどいと思っていたが3期序中盤はそれ以上。ポピパが主役のパートはマジで苦痛を伴うレベル。登場人物が多すぎるから細かい心理描写とか全然できないんですよね。まぁ終盤のRASメインのところとかはまだマシだったとは思います。一方ライブシーンとMVシーンは素晴らしいクオリティですね(それをカットする回があるのは流石に草生えますけど)。最終回も当然その辺はいいけどラストが茶番感(これは賛否あると思いますけど…)あるのは否めない。あと、何故かアニメ開始時期が1月末なのは不思議でしかなかった。CD買ったら先行で見れるの露骨すぎるんだよなあ... なんか2021年2022年と立て続けに映画やるみたいなんでまだプロジェクトは続けるつもりみたいですね。引き際も考えた方がいいのでは?

 

B(70点~79点)

プランダラ(第1クール)(暫定)

  第1クールのここまでの話を見てみると世界観も大筋の展開もかなり面白い。ただ、それを帳消しにしてしまうレベルでのトンデモギャグパートとコロナの影響をもろに受けた完全な作画崩壊が痛すぎる。エロにベクトルを振っているとはいえギャグパートが大して面白くないのはやっぱり辛いものがある。

とはいえここからさらに面白くなる見込みは十分にあるので第2クールではさらに期待できる。個人的な興味はあるのでアニメが終わったら原作読んでみます。

 

理系が恋に落ちたので証明してみた

 理系バカにしてる?流石にこんなヤバい奴らはそうそういないやろというギリギリを攻めていくラブコメ作品。いるかいないかのギリギリのラインの2人の言動にツッコミを入れながら見るのは楽しかった。ただ、途中いくら何でもそれはないというレベルの回があったので行き過ぎたものは冷めてしまうということも再認識させられた。あくまでもギャグアニメであって恋愛アニメではないのでこれから見る方はそれを承知の上で見てください。

 

歌舞伎町シャーロック(第2クール)

 正直この作品がここまで来るとは思っていなかったです。第1クール終了時点ではD評価つけていただけに後半のモリアーティがらみの内容・展開でどんどん捲ってきたのは素直に脱帽しました。第1クールのしょうもない話も細かい部分ではあれど全て終盤につながっており(だからといって見る価値がある訳でもないけど)、シャーロック、ワトソン、そしてモリアーティの心情をよく描いた作品だったと思います。ただ、推理落語パートに関してはアニメオリジナルのコナン並かそれ以下のガバガバ具合なので推理物として見るのではなくあくまでも人間ドラマとしての側面を見た方がいい。(第1クールを含めると長すぎるのでコスパは悪いです)

 

ネコぱら

 最初の頃、カカオいらんって言いまくってごめんなさい。回を重ねるごとにカカオの成長が見れてホントによかった。あとロリ本渡楓も可愛かったですね。逆にショコラは余りにもポンコツ過ぎて途中から見てて悲しくなってしまいました。鈴の更新試験マジでどうやって受かったんだよ... 定期的に潤っていたシナモンはTwitterで大人気でした。普通に普通の日常系アニメなのでそれ以上でもそれ以下でもないです。(なんでネコが人の姿してるんだよというツッコミはNG)

 

宝石商リチャード氏の謎鑑定

 最初は正義くんの余計な言動を笑ってるだけのアニメだったのに突然リチャードと正義くんの信頼もとい恋愛模様を描く腐向けアニメに覚醒したトンデモ作品。男同士とか関係なしに二人の感情のすれ違いやリチャードの過去等の苦難を乗り越えてあの展開に到達したのは普通に感動ものでした。なんとなく腐女子の方々の気持ちが少し分かった気がする。正直この手のアニメは自分から進んで見ようとは思わなかったので引き合わせてくれたアニメ部の皆さんには感謝です。最終話は正義くんのお父さんを名乗る人物が出てきて色々な意味で衝撃だった回なのでぜひ見てほしいです。

 

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。

 例のごとくクソアニメ(糞アニメとは異義なので語弊のないように)の仲間か?と思ったら違うみたいと思わせておいて、最終話でやはりクソアニメ枠だったことを思い知らされた作品。あくまでも描きたかったことはメイプルがゲーム世界を仲間たちと共にめぐって楽しそうにプレイする様子なのでゲームの設定がめちゃくちゃ過ぎるとか初心者のメイプルに上位プレイヤーが何で負けてるのかをツッコんではいけない。途中からメイプルの行動にサイコパスな側面が入ってきたために素直に笑顔で見ていられなくなった。サリーの戦闘作画とかはすごく力が入っているし、何よりコロナの影響を全く受けずクオリティを落とさずに予定通りに放送しきったこともデカい。最終話は色々な意味でマジで大爆笑ものなので個人的には大好きな作品です。2期も決まったのでクソアニメハンターとしての血が騒ぎますね。

 

虚構推理

 妖怪をテーマにしたミステリー物に近い作品。物語後半の鋼人七瀬編にて一般常識ではありえない真実を虚構で捻じ曲げ現実世界での事実として認めさせた一連の流れは鮮やかなものだったと思います。内容や推理パートの構想はよく練られているもののキャラクター等の映像美としての華が無いのでアニメならではできる表現という要素が不足気味だったのはもったいない感が否めないので評価はこの位置。

 

ヒーリングっど♡プリキュア(第1クール)

 ニチアサは開始時期が特有なので便宜上第1クールという扱いで。一番好きな声優の悠木碧さんに釣られてしまい人生初プリキュアを見ることにしましたが悠木碧さん関係なしにめちゃくちゃ面白い。加えて予算も労働力もたっぷりあるのか作画もとてもいい。1年という長い目で見るとまだまだ序盤なのでストーリーにまだ大きな展開はないのでとりあえず評価はこの位置。

1年もあると中だるみが怖いが追加キャラとかで何とか持たせてくれることを願ってます。初めてのプリキュアがこの作品でよかったと言えるような展開を期待。

 

地縛少年花子くん

  学校の怪談をモチーフにした妖怪物。ストーリーは普通に面白いし、ギャグも自然な感じなのがすごくいい。作画はあえて漫画調に寄せることで原作の雰囲気を最大限に生かしている。花子くんと八尋ちゃんの関係の変化など登場人物たちの心情の変化もよく伝わってきた良作。原作はまだ連載中のため仕方がないのであるが欲を言えばもっと続きが見たかった。

 

SHOW BY ROCK‼ ましゅまいれっしゅ‼

 待望のSHOW BY ROCK!!シリーズ最新作(勉強不足のためましゅましゅのPV見るまでシリーズの存在すら知りませんでした、許してください)。ガチでましゅまいれっしゅしか勝たん。マシマヒメコが笑顔でバンドしてるだけでこっちもうれしくなるのズルすぎる。ほわんもデルミンもルフユも最高過ぎる。何気にドコ指回も普通に面白いという事実も笑ってしまう。(ドコ指回をましゅまいれっしゅでやる必要はある?)

曲も普通に名曲ぞろいなのでぜひ聞いてほしいです。アニサマ参戦決まってるのでそれまでに予習しておきましょう。音ゲーアプリとかで部分的に聞けるので最初はそれでもいいと思います。アニメシリーズ続編がオールスター物みたいなのでそれでコケないことを祈っています。

 

映像研には手を出すな!

 演出面において今期最も力が入っていた作品。アニメとは何たるかを作り手側の視点から視聴者にストーリー・映像・演出全てを用いて訴えかけてくる。映像研の3人の活動を通じて様々なことを深く考えさせられる。評価は限りなくAに近いのであるが普段から映像や演出という観点でアニメを見ている人、なおかつそれなりに地頭の良い人でないと本質に近づけないので一歩引いた評価で(自分は地頭は良くないので完全には面白さを理解できませんでした)。ただ間違いなく令和初期の代表的作品として歴史に残るアニメであると言えるので時代の流れと共にどう評価されるかは楽しみです。

 

 

A(80点~89点)

 Fate/Grand Order 絶対魔獣戦線バビロニア(第2クール)

 映像面においては今期圧倒的トップ。30分アニメとは到底思えないレベルの作画が毎週のように飛んでくるのは圧巻でした。内容も知っていたとはいえやはり英雄たちの活躍が映像作品として見れたのは大いに価値がありましたね。ただ、話が成立するために必要な存在とはいえ藤丸とマシュが基本的に無力で要らない枠なので正直2人にフォーカスが当たるシーンはちゃんと見てなかったです。イキリ鯖太郎って言われてもしょうがない。

 

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝

 ちゃんと2期制作決まって良かったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!この終わり方で続き無かったら普通にBにしてました(最終話後の予告では確信がなく公式Twitter見るまで2期制作決定に気づかなかった)。これはまどマギの正当な外伝とみなして差し支えないクオリティだと思います。まだまだ謎に包まれている部分も多くストーリー的にはここからが本番という感じですが1期の数話完結の内容も十分作品として高品質なものだったと思います。マミさん中心に本編キャラも出てきたので2期では全員揃うことに期待ですね。

 

とある科学の超電磁砲T(第1クール)(暫定)(順位を2つ上に修正)

 食蜂操祈しか勝たん。やっぱりこのシイタケ目めちゃくちゃ良いキャラしてましたね。マジで感動の物語でした。コロナの影響で所々休んでしまってましたけど春クール中に意地でも大覇星祭編だけは終わらせようという意思が伝わってきて嬉しかったです。あとOPとEDの歌詞も色々考察しがいがあってテンション上がってました。

扱い的には大覇星祭編は冬クールアニメなんでしょうけど他のアニメの完結を待っていたら春クールも終了間近になってしまったので流石に春クールにもつれこんだ回も含めての冬クール扱いという感じにします。第2クールは夏に延期になっちゃいましたけどしっかりと準備してもらって以降も良作にしてくれることを期待です。

 

推しが武道館行ってくれたら死ぬ

 この話嫌いなオタクおる??地下ドルと限界オタクの話ですけど2人の想いのすれ違いとか見てて歯がゆくもありそれがまた面白い。いきなりCham Jamの他のメンバーにフォーカスあてる回が来るのもズルい。純粋に作品が気に入ったという理由で円盤買ったのは久しぶりでした。アニメ完結記念で24時間原作電子書籍無料で読めるキャンペーンが予定されていたがアクセス集中の影響でページがダウンしやむなく延期に。大人気コンテンツじゃん。Sクラスの評価でもおかしくないがえりぴよが余りにも限界オタクすぎて人によっては引き気味になりそうなので万人受けではないと思い苦渋の決断だがこの評価で。

 

ソマリと森の神様

 この手のキャラに水瀬いのり使うの反則だろ。好きになりそうだからマジでやめてくれ。ゴーレムという感情がないお父さんが人間のソマリと旅をする上で心を理解し、自分にも心があると最終的に気づいたのは感動でしたね。泣きアニメで重要なキャストの演技がマジで光る名作でした。柴田理恵さんを始め脇役も演技力高いのはこの手のアニメで大事なことですね。

 

ランウェイで笑って

 ストーリー構成だけで殴り続けるアニメ。デザイナー志望の育人とモデルの卵である千雪の物語であるがアニメ部分は育人メインの側面が強かったですね。中盤は各話の中にアップダウンを複数回詰め込んでいる割にはそこまで極端な圧縮感もなく濃密な内容だった。正直この辺は毎週のように面白すぎてひっくり返っていました。終盤は育人の成長を描く上で必要な流れだったと思うので落としどころとしては上々だったと言えると思います。

 

 

S(90点~)

恋する小惑星(今期トップ)

 部活物が面白いのは当たり前なんだよな。みらとあおの2人の関係性、地学部各人の将来の夢、部活として活動することの意味、どの場面を抜き取っても本質情報だった類い稀なる名作だったと思います。普通に金曜10:30にリアタイすることが日課になっていたし、今でも最終回を迎えたことが信じられないレベルで生活の一部でした。運動部をテーマにした作品は世の中に多いですが文化部(アニ研とかサブカル系を除く)をテーマにしたものはなかなか少ないので元天文部として感情移入し易かったです。マジで最高なのでぜひ見てください。

 

 

以上今期25作品の感想・評価でした。コロナの影響で最終回の足並みが全く揃わなかったのでもう記憶が薄れている作品もありますね...

記憶から薄れていくのはしょうがないですが自分でこの記事を見返したときにこんなアニメあったなぁ~ってなればいいかな~って常々思いますね。

 

2020春クールアニメもコロナで延期等々あったりしましたが終盤に差し掛かってますし結末どのようになるのか楽しみな作品も多いので期待して視聴していきたいと思います。一通り完結したらまたこんな感じの記事を書くつもりなんで暇だったら読んでください。