rubidium-37’s blog

やりたいことしかやらん

2022年アニメ万博(総合部門)

 どうも、ルビジウムと申す者です。引き続いて今年のアニメについてのあれこれを振り返っていこうかなと思います。

 

前回の「単話部門」の記事のリンクです。

rubidium-37.hatenablog.com

 

全5回の最終回は「総合部門」です。今年見た作品で個人的に特に好きなものを5作ピックアップしました。客観的に見て面白いかどうかとかは一切考慮せず、ただただ自分が好きな作品を選んだので、普段書いてる毎クールごとのアニメ評価・感想記事での基準とかは一切気にしていません。面白い作品と好きな作品というものはイコールの関係ではなく、面白い⊂好きの関係だと思っているので、面白くなくても好きな作品というものもあるんですよね。2022年のアニメを振り返った時に自分が外せない作品を選出しました。

 

それでは、ここからは次点4作と部門グランプリを順に発表していきたいと思います。特に細かい縛りとか無しで年を跨いでの継続クールの放送作や映画作も候補に入れた上で選出したので、部門グランプリがどの作品か是非予想しながら読んでいただければと思います。

 

CUE!

ホントにこの作品ってキチガイエピソードと後半クールに潜むMoonの株爆上げエピソードで成り立っていたと言っても過言ではなく、回が進むに連れてどんどん大好きになっていきました。

声優の卵の16人の奮闘を描く作品なのに最初期ってそもそも声優してるのがFlowerしかいなくて、アニメから入った勢からは「声優組(Flower)」、「アイドル組(Bird)」、「ラジオ組(Wind)」、「フリーター組(Moon)」という呼び方をされている状態で大半がホントにこれ声優なん?という状態、しかもMoonに至ってはマトモな仕事すらないというところからのスタートでホントに新人声優の世知辛い現実を指してるな〜って思いました。Birdの面々は稲荷、占い、バカンスという特色あるメンバー揃いでした。Windは赤い風船追いかける回だったり、冒険サバイバーズの回だったり、めちゃくちゃ深いところに埋められてるタイムカプセル掘り出す回だったりとエピソード単位でのヤバい回が多かったな〜って印象です。Moonはフリーターだった第1クールから一転して第2クールは主人公同然の扱いとなっており、4人の声優としてだけでなく人としての成長が描かれていてホントに良かったな〜って思ってます。個人的には後半のおかげでリエンヌのことめちゃくちゃ好きになりました。

アニメでこれだけ盛り上げてくれたので、キャストのライブにも行ってきたんですけど奇しくも自分の参加した4thライブがコンテンツ最後のイベントという形になってしまい、これだけのコンテンツが終了してしまうのって勿体ないな〜とも感じましたね。色々と諸事情があったりするのでコンテンツの終了事態はしょうがないことですが、これだけ惜しまれる形で大団円を迎えたっていうのは素晴らしいことだったんじゃないかなって思います。ホントにこの作品に出会うことができて良かったです。

 

連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ

ストライクウィッチーズシリーズのスピンオフ作品としての立ち位置となる今作ですが、他のシリーズとは異なり、ネウロイと直接戦う戦闘部隊ではなく戦時中の人々の心に癒しを届けるべく発足した音楽隊がメインとなる作品です。

もうホントにスピンオフ作品としてカンペキという内容でしたね。時系列的にはストライクウィッチーズ1期と同時期であるということで7話ではストパン1期6話のエイラ・サーニャ回の内容とめちゃくちゃ繋がっているのはスゴい印象深かったですね。ストパン1期6話で宮藤がタロットを引くシーンで出てきたタロットが太陽だったのですが、これが会いたい人にもうすぐ会えるという意味でありました。対して、ルミナス7話にてサーニャの両親が登場し、昔は娘(サーニャ)の誕生日に家族内でピアノのコンサートを行っていたという話をします。それを受けてジニー達は1日遅れにはなってしまうもののラジオにてピアノ演奏を届けようという試みを提案します。ネウロイによるトラブルはあったもののジニーのナイトウイッチとしての能力によって他の部隊にネウロイの居場所を伝えたことにより撃退に成功。それと同時に広域に渡ってサーニャの両親のピアノ演奏を届けることに成功します。同じナイトウイッチであるサーニャはこの電波を受診しており、両親のピアノ演奏を聴くことができたという意味でストパン1期6話の宮藤が引いたタロットの意味である会いたい人にもうすぐ会えるという部分の回収となっていたというわけです。しかもルミナス7話のサブタイトルは「太陽の理由」となっているのでこの一連の回収の流れはしっかり意識して構成されていたということが確信できてホントにスゴいことになりました。この辺の考察を最初に見つけた時はホントにたまげましたね。

また、ルミナス単体としてはジニーと使い魔のモフィの話の中でも10話が印象深く、サブタイトルが「故郷の空」であったことから、ガリア解放後凱旋式典で歌うことになったために一行がガリアに赴くということでガリア出身のエリーが荒廃した故郷の景色を見て何を思うのかという点に大方の注目がいっていたのですが、10話終盤で世界中を旅しても見つけることのできなかったモフィの仲間たち、モフィの故郷がガリアにあったということが明らかになり、「故郷の空」というサブタイトルに込められたもう1つの意味が見えてきたのはホントにスゴいと思いました。この展開を予想できていた人ってマジで殆どいなかったんじゃないかって思ってますし、この10話が決め手となって個人的には2022年の個人的トップ5に名を連ねる作品としています。

スピンオフ作品なので敷居は高いと思われがちですが最悪ストパン1期だけ見ていれば他作品との関わりという面でも問題なく楽しめる作品なので是非ともオススメしたい作品だなって思ってます。もちろん、音楽的な要素も楽しめるのでミニタリー系や戦う女の子系の作品が好きな人だけでなく、アイドル系の作品が好きな人も見て損はないと思ってます。

 

うたわれるもの 二人の白皇

ホントに全てがドカ湧き過ぎて、原作ゲームをアニメの後追いする形で進めていたんですけど、結局第1クール終了時に追いついてしまってそのまま最後までプレイしたので第2クールは原作ゲーム履修済みという形で視聴しました。

まず第一に亡き藤原啓治さんに代わってハクを演じた利根健太朗さんの演技がホントに素晴らしく、オシュトルの演技をするハクと素のハクの演じ分けがホントに神がかっていたな〜と思います。マジで素のハクの演技が藤原啓治さんをリスペクトしていて、めちゃくちゃ再現されていたのがホントに良かったです。

内容としては偽りの仮面の続編という扱いでスタートし、ヤマトの帝の後継者としての座を追われたアンジュを亡きオシュトルの代わりにハクが助けていくという形になります。その後無印の内容とも徐々に繋がっていき、後半クールはトゥスクルの面々が登場したりしつつも、ハクとウォシスの戦いをメインに描いているという形でした。後半クール以降無印の内容も含めて怒涛の回収が始まり、偽りの仮面として側面だけでなく、無印の続編としての側面を垣間見せるのがめちゃくちゃ良い感じでした。特に27・28話連続で放送された最終回はシリーズの完結に相応しい内容で、これを1時間スペシャルでまとめて放送するという形にしてくれたことにも感謝しかないです。

うたわれるものシリーズといえば楽曲も最高なんですけど二人の白皇は全話通してOPが「人なんだ」、EDが「百日草」となっており、両方とも2クール通しての使用を意識した曲となっているのも素晴らしいですし、原作ゲームで挿入歌として用いられた「恋夢」や偽りの仮面のOPの「不安定な神様」や「天かける星」を挿入歌して用いており、原作ゲームでのアツいシーンをアニメでもそのままに再現してくれていてホントに良かったです。原作が存在する作品でこれだけの恵まれたアニメ化をしてもらえるのってめちゃくちゃ素晴らしいことですし、原作ゲームをプレイした立場の人も、アニメのみで楽しんできた立場の人も納得のいく作品に仕上がっていたと思っています。

 

BLEACH 千年血戦篇(分割第1クール)

ホントに合間を縫って旧作アニメ全366話、劇場版4作を視聴した上で千年血戦篇に臨むことができて良かったな〜って思ってます。アニメとか関係なく自分の中で2022年で最も印象的な出来事の1つとしてカウントされる出来事でしたね。

満を持してのアニメ化となったBLEACH最終章の千年血戦篇ですが、作画もアニメとしての構成も現代風に進化しており、テンポ感も深夜アニメらしい感じでサクサクと進むので純粋にアニメ作品としてめちゃくちゃ良かったです。特に作画に関しては2022年のレベルで考えても他のアニメ作品を圧倒するクオリティで毎週劇場版さながらといったクオリティとなっていて度肝を抜かれましたね。テンポ感についても旧作の何年にも渡って連続で放送する感じの頃とは打って代わり、1クールの尺でどのようにキリよくまとめるかというところを意識していたので、やたらとダラダラと展開を引っ張ることもなかったっていうのも深夜アニメらしく構成を作ってるな〜って印象ですね。

内容に関しては死神と滅却師の戦いを描く話となっており、序盤はお決まりのごとく滅却師に死神たちがボコボコにされてしまう訳なんですけど、改めて護廷十三隊って普通に無能なのかもしれないって思っちゃうのはホントに恒例行事って感じですね。ここから修行パートを経て護廷十三隊が名誉挽回する機会があるのめちゃくちゃ楽しみにしてます。特にルキアと平子の卍解とかめちゃくちゃ気になるんでホントに早く続きが見たいんですけど、もうこれ多分待ちきれずに原作読んじゃうな〜って気はしてます。

 

部門グランプリ

Extreme Hearts

2022年の王に相応しい作品でした。放送前の番宣CMの時点でこの作品は実況向きの作品だな〜って気はしていましたが、実際に放送が始まってみると、単なる能力系スポーツアニメという側面だけでなく、アイドルアニメとしての側面やスポ根アニメとしての側面を合わせ持っていて、感動と笑顔をもたらしてくれた素晴らしい作品でした。

自分のブログを読んでいる人の中にこの作品全く知らないという人は正直いないと思うので改めて内容説明するまでもないかな〜とは思っていますけど、個性豊かなRISEの5人の活躍する姿やライバルユニットの存在、ライブステージのパフォーマンス、楽曲の使い方、物語の進行度に沿ったショートアニメのSSSやRISE公式ブログといった他媒体での展開、全てを兼ね備えた完璧な作品でしたね。普段はアニメ単体での評価をしているからこそ、こういう機会ではその他の媒体の使い方っていうところも積極的に加点ポイントに加えていこうと思っていますし、実際この作品はSSSとRISEのブログを含めて初めて完成系と言えると思っているので、個人的な好みという視点からいくとナンバー1に相応しい作品だったと思います。

2023年3月末に本作のイベントがあるのでBluRay3巻を購入して是非ともイベントでドカ湧きしましょう。自分もアニメイト全巻購入特典のフルグラTシャツ着て参加するつもりです。(何はともあれまずはチケット当てなければいけないんですけど倍率かなりエグいかもしれなくて震えてます。)

 

 

というわけで、2022年の個人的に好きなアニメ5選ということで挙げさせてもらいました。ホントに2022年って個人的には好きな作品が多くて他にもビスクドール、であいもん、ビルディバイド等も候補にあったんですけど最終的に絞ってこの5作となりました。振り返ってみると個人的には大満足の年だったな〜って思いますね。もちろん下を見ればキリがないですけど、自分の期待値を超えてくる作品もかなりあったので素直に見ていて楽しかったです。

 

長かった年末企画もこれにて終了となりますが、映画・過去作・OVA等も含めると2022年に見た作品は約150作品ということで各々色々な形で楽しませていただいたのでホントに全ての作品に感謝です。2023年はいきなり作品数超大量の冬クールからのスタートということでラインナップもなかなかのエグい連中強敵揃いですが、可能な限りは実況させていただきたいと思っています。いつもの2022年秋クールの評価に関しては頑張って1月中に完成目指します。(ちょっと今月は仕事が忙しいので遅くなるのは許してください)