rubidium-37’s blog

やりたいことしかやらん

2020年秋アニメ(個人的)総決算

どうも、ルビジウムと申す者です。2020年秋アニメが終わり、もう2021年冬アニメも折り返し地点とかいうところまで差し掛かろうとしています。今更ながら2020年秋アニメを例のごとく総決算と題して拙い文章ではありますが感想・評価を述べていこうかなと思います。(こんなに遅れてしまったのも卒論とかいうやつが全て悪いんだ…)

2020年秋アニメはごちうさ、魔法科等のビックタイトルの続編もいくつかある中で原作での下馬評が高評価な作品が新規作として多くアニメ化されていた印象です。以前の自分の記事で注目作をいくつかピックアップもしていましたがそれらがどのような感じだったかも含めてまとめていこうと思います。

 

客観的な評価を心掛けているつもりですが甲乙付け難いとなった時にはやはり最終的に自分の好みが反映されてしまっている可能性についてはご容赦ください。

自分の評価はあくまでもアニメの評価であってその作品の原作については何も言及するつもりはありません。なので、原作を忠実に再現してるとか、上手くまとめてるといったことはプラスに評価したりはしないですし、原作だともっと面白いとか詳しい解説は原作を読んでくれとかというのは知ったこっちゃありません。アニメというコンテンツを原作の宣伝とかという形で食い物にされるのは望まないので原作のことは完全に抜きにして見ていきたいというのが基本姿勢です。

その他、おおよそ自分がどのような基準で評価してるかについてはこの記事を読んでください。特に絶対評価相対評価の重みとかは目を通して欲しい感あります。

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※この記事を書いているのが2020秋アニメが終わって2ヶ月経ってしまっているので様々な部分で記憶が曖昧になっている可能性が高いです。ただ、評価のランキングについては放送終了時にメモをつけていたのでその点についてはブレていないことは保証します。

ここからはネタバレ等もあるので注意してください。(21年冬クールに続く作品に関しては20年秋クール時点での暫定評価です)

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E(~49点)

ギャルと恐竜(続き)

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 まだ見てないのでいつか見たら加筆しときます。(え?) 多分評価は2020年春(リンク先参照)から揺るがないでしょう。(超適当)

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D(50~59点)

神様になった日

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 これが″泣きの原点″と″ボーイ・ミーツ・ガールの到達点″かぁ… 「や、神様になった日はこれからだから」って言っていられた頃はまだ助かる見込みはあったんですけどね。key作品特有のギャグセンスってのは好みだと思うので別にいいんですけど明らかに麻雀回辺りからおかしかったですよね? この情緒不安定な気狂いエピソードも後の伏線になってくるのかと思ったらサブキャラを登場させるため以外に何も深い意義がなかったですし。最後の数話の本筋が面白ければまだ許せましたけど、本筋に入るに連れて主人公の成神陽太のガイジっぷりが増してきて普通にキツくなっていったの、本当になんでこうなった感が凄かったです。最終的にマトモな日常生活を送れない病人のひなに映画撮影を強要してるかのような流れに見える展開になってしまって、さながら2〇時間テレビを見させられてる気分でした。key作品っていうだけで期待値が上がりすぎたってのもあるとは思いますけどそれを差し引いてもこれはちょっと…ってなっちゃう内容だったと思います。他にも言いたいことは山ほどありますがキリがないのでこれくらいで。

 

神達に拾われた男

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 通称達夫でお馴染みでしたが、無味無臭と呼ぶのにこれほど相応しい物もそうはないだろうと言っていい作品。ジャンルとしては異世界転生日常アニメだと思うんですけど、それにしても物語の大目的が無さすぎて見ててもワクワクとか盛り上がりとか一切ないんですよね。毎週見終わったあとに結局何がしたいん?ってなってたのは結構はっきりと記憶に残ってます。見ていて不快に思うこともなければ面白いとか感動といったこともなく30分天井のシミの数数えてるのと殆ど変わらない時間の消費の仕方を味わえる作品でした。

 

まえせつ!

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 作品のテーマが漫才と言うことでそういう点では新しい感があって注目してはいたんですけどいざ始まってみると肝心の漫才パートが絶望的につまらなくてえぇ…ってなっちゃいました。主人公たちは芸人のタマゴってことで序盤はネタがつまらなくても実力不足っていうのを描いているって言い訳ができたような気もしますが、最終的に漫才の技量が上がったかと言われるとかなり怪しい気がするのが辛かったですね。問題は主人公組だけじゃなくて巷で話題の女子高生漫才コンビことJKクールもネタが本当に面白いかと言われると怪しいものがあって、見ている側からすると作品に入りこめないのはマイナスポイントが大きかったかなと思ってます。ゲストで本職の芸人が出てきたりと力を入れてる部分もあったとは思うんですけど肝心のゲストの起用の仕方にも難があった気がしてます。終始売れない芸人の悲しい末路と夢を諦めるということの意味を考えさせられる逆に深かったかもしれない作品でした。

 

C(60~69点)

100万の命の上に俺は立っている

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 地上波の1話で全ての期待を裏切ったと言っても過言ではない作品。ワケあり版と称して原作の内輪ノリのいらすとやコラボという形で全編いらすとやの素材で構成された1話を放送したのですがこれを事前告知もなく本放送の枠でやったことが重罪でしたね(しかも、その数日後の番組編成の空き枠に通常版を放送している)。どう考えてもこういう内輪ノリは原作を知らない人からすれば寒いだけのノリで一過性の話題にしかならないのに、1話からこんなことしちゃったので完全に内容で勝負する気はないんだなってなっちゃいましたね。別に円盤の特典とかにつければ良くない?ってめちゃくちゃ思ってました。本編の内容はアニメを見た感じここから面白くなるぞ〜っていう感じはありましたね。作画はともかく内容面ならそれなりに勝負になりそうだったのに勿体ないと思いました。こんな体たらくなのに2期あるんですよね… 2期は原作ファンのためにももう少し真面目に頑張って欲しいと思いました。

 

レヱル・ロマネスク

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 5分枠なので基本厳しい評価をつけるのはいつも通りですので30分枠ならB相当の評価だと考えてください。原作はまいてつというアダルトゲームで、本作はそこに登場する鉄道車両の擬人化女の子キャラによる日常風アニメとなっています。基本的にキャラが可愛いというのとテーマ曲がいいっていうので5分枠としてはかなりいい感じだと思いました。内容は大したことやってはいないんですけどそもそも5分枠でできることなんてかなり限られるので妥当な感じかなとは思います。原作のまいてつについて何も知らなくても雰囲気で見ていられた作品でした。

 

戦翼のシグルドリーヴァ

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 2020秋アニメが始まる前に個人的な注目作を7作ピックアップしたんですけど(下リンク)、しぐるりはちゃんとストーリーも面白くて作画・音楽といった要素も期待できる枠として入れたんですよね… 真面目なファンタジー戦記物かと思って視聴していたんですけどどうもキャラクターのノリがそういうノリじゃなかったのがめちゃくちゃ引っかかりましたね。別に日常回で明るいテンションなのは全く問題ないんですけど最終決戦ですらギャグを交えた掛け合いがあったりするの普通に情緒おかしいだろってツッコミたくなりました。加えてラスボスともいえるオーディンの目的が終始不明瞭で来たるべきラグナロクガーとかってずっと言ってるんですけど最後までその辺はよくわからなかったって印象が強いです。(北欧神話とかの元ネタを調べると何となく見えて来ることもあるんですけどそもそも作中で説明しきれず外部の情報に頼らなければいけない時点で落第だと個人的には思っています) 作中の用語とかもかなり説明不足感があって面白いポイントを視聴者側が理解できずに終わってしまった感じがします。とはいえOP・EDはいい曲なのでその点は良かったかなと思います。

 

くまクマ熊ベアー

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 通称くま4のこの作品ですが、達夫程ではないにしろかなり無味無臭寄りの作品でしたね。日常アニメとはいえ話の大目的が不透明なのはやっぱりあるかなと思いました。特に序盤はユナとフィナ以外のメインの登場人物がいないせいか話の起伏も特出して少なく結構辛かった覚えがあります。後半になるにつれて個性的なキャラも増えてきてそれなりに見れる内容になったかなとは思います。最終回は結構いい話だったのでまぁ全体としてはまずまずといった感じだとは思いますが、2期をやるほど面白いかと言われるとかなり疑問符が残る作品かなとは感じました。キャラ萌えだけを考えるのであればそれなりにオススメできるとは思います。

 

キミと僕の最後の戦場あるいは世界が始まる聖戦

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 放送前から明らかに石鹸枠の匂いがしていた作品でしたが案の定類に漏れない石鹸枠って感じでしたね。石鹸枠の特徴としては原作がそれなりに出ているせいでアニメは作品の序盤部分しかできずにおれたたENDになりがちということだと思うんですけど、そうなっちゃうと結局原作の宣伝にアニメを使われてる感じがしてしまってアニメという媒体での評価は著しく低くなる気がします。アニメ化にあたってどうやって幕引きをするかはすごく大事かなと思います。キミ戦の話に戻るとおれたたENDで中途半端感があったのに加えて中盤以降の作画の不安定さがかなり目立ってしまっていたという印象です。内容はそれなりに良かったと思うんですが、時間が経って、正直ミスミス隊長萌え〜!って叫んでたことしか覚えていないってことはそういうことなのかなと思っています。

 

池袋ウエストゲートパーク

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 IWGPですがドラマ版はかなり昔に放送されていて自分たちは世代ではないんですよね。という訳で思い出補正とかなしにフラットな視線で見ていましたが時代の変化のせいか作品中で起こる問題や暴力沙汰などがしょぼいような気がして全体的に良くない方向にチープな物になってしまっていたように感じました。昔のように(ドラマ版がどんな物なのか全く知らないので推測でしかないですが)過激なシーンは簡単には出せないのはかなり痛手になっていたと思います。とはいえ、Gボーイズの内部抗争やレッドエンジェルスとの抗争とかの話は面白かったのでああいう話がもっとあれば評価も変わったかなと思っています。

 

B(70~79点)

禍つヴァールハイト -ZUERST-

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 ソシャゲ原作アニメは軒並み不安な状態でスタートするのがお決まりですが、禍つは何とか大きなボロを出すことなく完走しきったかなという印象でした。世界観を理解するまでにかなり時間がかかるのと裏で動いている陰謀に関する答え合わせをした上でさらに謎が深まる部分もあり、アニメだけでは完全な理解をするのはほぼ不可能でしたがソシャゲの前日譚のアニメ化という点では概ね良かったかなと思います。途中作画が怪しくなったりもありましたが絶対に崩れてはいけないところはしっかりとしていたのでギリギリ踏みとどまった感じですね。リリース当初ソシャゲに触れていた身としては物足りない部分もありましたがアニメ単体で見るとまぁそれなりに良かったかなと思っています。(なおアニメ効果への期待も虚しくソシャゲの方は3月末にサ終が決定してしまいました。シンプルに悲しいです。)

 

トニカクカワイイ

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 サンデーからの刺客にしてハヤテのごとくの亡霊ともいえるこの作品。ナサくんと司さんのラブラブ生活を見せつけられるだけのアニメではありますがアニメ化したエピソードのチョイスが非常に良かったですね。これはアニメスタッフの大きな功績だと思います。察しのいい人は気がついているかもしれませんが司さんとかぐや姫の関係性とかをどことなくほのめかすような演出が事細かに散りばめてありただの日常アニメの枠を超えているのが好印象でした(これもアニメスタッフの功績)。ハヤテのごとくもそうでしたが新たな登場人物が出てきたり司さんの身辺に関する回などの本筋に関係ある話は面白いんですよね。そこを上手くアニメにまとめていたと思います。(なぜここまでアニメスタッフを褒めているかというと原作の面白い回はアニメ化されたほんの1割程度のエピソードだけで残りの9割はマジでつまらないからです。アニメのみ勢は原作を読んだら確実にえ?嘘だよな…?ってリアクションすると思います。とはいえ原作の善し悪しはアニメの評価とは全く関係ないのでここは自分一個人の愚痴だと思ってスルーしてください。) あとはこのアニメOPがすごいんですよね。新時代令和を象徴するかのような全く新しい曲って感じでめちゃくちゃお気に入りです。

 

おちこぼれフルーツタルト

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 今期のきらら枠のような何か。ジャンルとしてはアイドルコメディ物ですがキャラクターの掛け合いが基本的に下品というアイドル物に有るまじき作品。エッチな描写とかっていう方向性ではなくてシンプルに品がないです。(おしっこ漏らしたネタを擦り続けたり、他人の黒タイツで欲求を満たそうとしたり、その他諸々) ギャグの方向性が下品すぎてこんなことアイドルが言っていいんだ〜ってなってはいましたが普通に面白かったと思います。登場人物みんな何処か性癖が歪んでるのとか強烈ではありますがわかりやすい個性付けだったのかなと感じました。ひなこのーとを彷彿とさせる作品で人によってかなり好みは分かれるとは思いますが個人的には楽しめました。

 

キングスレイド -意志を継ぐ者たち- (第1クール)

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 こんなコテコテの勇者物の作品は言われてみると逆にないなってなった作品です。勇者が魔王を倒すなんて王道中の王道、ドラゴンクエストくらいしかお目にかからないでしょって思いながら見てます。第1クール時点では世界観の説明、主人公・カーセル一行の冒険の目的等、話の導入に必要な内容をじっくりとやったって印象でしたね。ここから面白くなるかどうかは第2クール次第って感じです。OPがfripsideでEDがKOTOKOっていう布陣はあまりにも強すぎるのでこの点は素晴らしかったと思います。唯一の問題は呪術廻戦の裏っていうことなんですよね… アニメの時間を被らせるのはやめなさーい!(天皇陛下)

 

安達としまむら

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 2020年秋クール大注目の百合作品。原作の人気が根強く、アニメ化決定した頃から既に話題になっていましたね。とはいえアニメはアニメなので原作のことは抜きにしてフラットな目線で評価していきます。結論から言うとこのアニメは安達の奇行を観察して楽しむアニメです。一般的な恋愛アニメとかだと登場人物が恋心からの動揺で慌てちゃって普段ならしないような行動をとっちゃうみたいな可愛げのあるシーンってあったりしますけど安達の行動はそれとは明らかに違うんですよね。デートにチャイナドレス着ていくの普通に怖いだろ… しまむらの(安達に対する)心情っていうのはほとんど描かれていないので安達の精一杯の行動に対して何をしまむらが思っているのかわからないのが結果として安達の行動が奇行に映ってしまっている要因なのかなって思いました。原作ファンからすれば多分こんなはずじゃなかったのに…っていう思いがあるのはアニメだけでもなんとなく伝わってきたんですけどちょっと映像化するには難しい作品だったのかなと個人的には感じています。

 

MAJOR 2nd (2期第2クール)

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 大人気野球漫画MAJORの続編2期の第2クール。中学編が始まり、女子部員だらけの中でキャプテンとして奮闘していく主人公・大吾の姿が中心として描かれています。第2クールではリトルリーグ以来の眉村道塁との再戦が大きな見せ場でしたが野球の試合から個々のキャラクターの掘り下げまでしっかりとやっていたので良かったと思います。とはいえ、最後の終わり方は少々ブツ切り感があって(原作の展開的に切る場所がなかったのは知ってはいますが)、え?コレで終わり?ってなってしまったのは非常に残念な点かなと思います。原作のストック次第ではあると思いますが3期が来ると思いますので(内容的にもめちゃくちゃ面白いです)、今後のアニメ展開に期待です。

 

炎炎ノ消防隊 弐ノ章 (2期第2クール)

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 長期連載作品って尺が多い分瞬間的な最高風速を出すよりも平均的に高い出力を出せることの方が大事だと思うんですよね。長い期間連載するためにはコンスタントに面白いぐらいのクオリティを保ち続けるのが大事だと思っています。と、散々保険をかけてはみましたがいくらなんでも炎炎ノ消防隊の2期第2クールは山場と言える回が少なかったですね… 10月末の灰島編のラストがピークであとは微妙な感じの面白さの回が続いてしまい盛り下がっていく一方という印象でしたね。特に最終回とか突然ナレーションによる語りで色々と大事なことが処理されてしまったので、何が起こったかわからなかった人もいると思います。原作的にはこの後からどんどん世界の謎に迫っていく展開や伝導者との戦いの激化などめちゃくちゃ面白くなっていくのですがアニメ2期は完全に不完全燃焼っていう印象になってしまいました。3期があるなら期待ですがそもそもやれるのかコレ…?

 

憂国のモリアーティ (分割第1クール)

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 コナン・ドイルシャーロック・ホームズシリーズを元にした作品ってのは世の中にそれなりにあるとは思います。この作品はホームズ最大のライバルモリアーティに焦点を当てた話です。導入はモリアーティがいかにして表の顔は数学教授、裏の顔は犯罪コンサルタントという立場を手に入れたのか、そして、犯罪コンサルタントとしてどのように暗躍しているかということをわかりやすく描いていたと思います。後半はホームズとワトソンも登場し、様々な場面でモリアーティに関わって来るようになってきてここから面白くなるぞというところまでが凡そ第1クールって感じです。アニメとしてはまだ途中段階ではありますが2021年4月からの第2クールに向けての土台作りという点において非常に良かったのではないかなと思います。

 

アサルトリリィ BOUQUET

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 シャフト制作のオリジナルアニメーションってだけでめちゃくちゃワクワクしちゃいますよね。なんと言っても作画がめちゃくちゃ美しいのが本当に素晴らしいです。コミカルに描くシーンでは女の子の可愛さを活かすような描き方をしていて、シリアスなシーンでは背景まで含めて細部にまで拘りを持って丁寧に美しく描いていたと思います。加えて音楽についてもとても良く、特殊EDが計3回もあったのは力が入っていたと思いました。映像等にも気を使っており、予告の花言葉と本編とのリンクを考えたりするのも楽しかったです。肝心の本編は若干説明不足・尺不足感が否めない所もありましたが梨璃と夢結の関係性とその変化を中心に描いていて百合作品的な側面の強い作品として楽しめたと思います。

 

ひぐらしのなく頃に業 (新作第1クール)

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 何時ぞやの自分のブログ記事で「ひぐらしなんて絵柄変えて現代でリメイクして放送しても絶対に評価Cくらいだろ」という旨のことを書いていたような気がします。この発言自体を訂正する気はないですが、今回のひぐらし、リメイクかと思って蓋を開けてみた全然普通に新編だったっていうとんでもないことが起こりましたね。元のひぐらしの面白さの1つとして登場人物が何をするかわからない=何が起こるかわからないという展開の読めなささがあると思っているんですが、新編を描くということで旧作視聴者もそれを再度味わうことができるという構成になっていたと思います。

 

シャドウバース (第3クール)

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 本格スマホカードバトルアニメもついに第3クールに突入です。世界が危機に瀕する中で伝説のカードに選ばれたヒイロたちが最後の希望として世界の終焉に立ち向かう展開となっていました。伝説のカードの力を得る上で個々のキャラの掘り下げをしてくれたのは良かったですね。特にルシアの回は2020年全体でも10本の指に入るレベルの素晴らしい回でした。(リンクの年末企画記事参照) カードバトルの方は伝説のカードを筆頭にアニメオリジナルカードがどんどん出てきてめちゃくちゃインフレしてましたがヒイロとエイジの親子対決とかはお互いインフレしまくった上でアツかったのでシャドバらしいといえばらしいかなって思っています。加えてOPとEDも前半とはうってかわり少年心くすぐるようなアツい曲になっていて後半の展開に相応しいと思いました。第4クールで恐らく幕引きではあるとは思いますがどのような形で1年間の集大成とするのか楽しみです。

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ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rhyme Anima

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 暴力や戦争の代わりにラップによる言葉の力で戦うというトンデモアニメ。元々、CDや漫画などメディアミックス展開が色々となされていたのがついにアニメ化っていう感じだったみたいですね。本編は4つのチームに焦点を当て、それぞれのチームの回と彼ら4チームが戦うディビジョンラップバトルの回で大きく分けることのできる構成でした。個々のチームの回はそれぞれのメンバー紹介的な意味合いでの導入の役割をしっかり果たしていて、その後に待っているディビジョンラップバトルへの期待値をより高めるものになっていたと思います。設定こそトンデモですが、作中の登場人物たちがみんな真剣にラップバトルをしてくれているのがアツい要因となりましたね。こういうので変にギャグを織り交ぜたり、奇を衒ったことをしないアニメは非常に好感が持てます。あと作中の挿入歌、もといラップ曲もちゃんとかっこいいので力を入れていることが伝わって来ました。

 

魔法科高校の劣等生 来訪者編 (2期)

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 令和に魔法科高校の劣等生の話していいんだ〜 時系列的には1期と映画・星を呼ぶ少女の間の話です。映画をまだ見てない方は放送・放映順ではなく時系列順に見ることを強くオススメします。というのもタダでさえ説明不足感が常にあるこの作品においてわからない要素に成りうるファクターを増やすのは作品を楽しむ上でマイナスでしかないからです。この2期でリーナというキャラについてしっかり理解を深めてから映画を見ることがいいのかなと思っています。で、2期のアニメについてですが相も変わらず説明不足ってのは1期の時以上ですね。戦闘シーンとかその他諸々のシーンで何が起こっているのかアニメを見ただけでは1%も理解できません。(1%くらいは理解してるわって思ってるアニメ勢の皆さんはラノベを読んでもらえると本当に1%も理解していなかったことを痛感させられると思います。) とはいえ、何が起こっているのか全くわからないはずなのにめちゃくちゃ戦闘シーンがカッコよくてかつ面白いんですよね。よく分からないけどお兄様スゴい!さすがです!で大抵何とかなります。原作のラノベ自体は論文を読んでいるかの如く魔法や世界情勢とかの解説を事細かに解説してあるのですが、アニメはあくまでもアクションバトルの方向性を重視して、魅せ方を工夫しているのがやはりいい効果を産んでいると思います。(BLEACHのオサレとかに近いものを感じている。) 正直、原作の大ファンである自分からすれば解説したいことが余りにも多すぎてもどかしい感じはありましたが、それをアニメ部分だけ見て言うのはナンセンスなので特に口出しはしません。ただ、この作品はやっぱりアニメよりもラノベ原作の方が真骨頂を発揮するとは思っています。

 

魔王城でおやすみ

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 これはいい方の水瀬いのりだぁ…(アンチ水瀬並感) 水瀬いのりさんはこういう自己中心的、唯我独尊、芯の強いタイプのキャラを演じてる方が良いんですよね(早口声優オタク君) 本編はゆるーいギャグアニメでありますが、原作の性質上単発ギャグの方が多いので30分アニメって初め聞いた時ホントに大丈夫?30分も間が持つのか?って思いましたね。案の定序盤は30分に2~3エピソード入る構成でかなり微妙な感じになってしまいました。面白くないわけではないんだけど単純に飽きちゃうんですよね。(あとリアタイの場合時間が深すぎるのも厄介。) 加えて序盤は女の子キャラはキチガイのスヤリス姫しかいないため、萌え要素も皆無に等しくギャグアニメとしては苦しい滑り出しだったかなと思います。序盤の状態が続くと苦しかったですが中盤から終盤になるにつれて魔物たちとスヤリス姫の仲も良くなり(え?)、彼らの掛け合いが段々と微笑ましく見えるようになってきた辺りからめちゃくちゃ面白くなりましたね。原作もちょうどこの辺りから1週完結エピソードだけでなくある程度続きもののエピソードが増えてきたのでアニメの30分の尺に耐えうる内容ができていたと思います。このアニメの本質はスヤリス姫と魔物たちの異常とも言える関係性がどのように変わっていくかという点にあると思うので(間違っても姫の異常性とかが本質要素では無い)、それがよく伝わる展開になっていたと思います。原作読んでる身としてはアニメスタッフが優秀だったということでめちゃくちゃ感謝しています。

 

One Room サードシーズン (3期)

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 5分枠でこの評価は30分枠換算ならもうA最上位か相当です。(もちろん5分だからこその良さがあるのも承知していますが他との公平な物差しで考えると時間の短い作品の素点を下げざるを得ないのです…) 一人称視点からヒロインとの物語を描く本作品も3期ということで感慨深いですね。3期初出ヒロインだけでなく歴代シリーズのヒロインそれぞれにちゃんと焦点当ててくれたのはシリーズの続編ものとしてカンペキだと思いました。この作品は基本ヒロインのキャラしか映らないし、話さないので作画による表現や声優の演技というものが非常に重要な要素となると思っていますが、その辺りはバッチリ押さえてくれていましたね。本当に素晴らしい作品でした。ちなみに自分は織崎紗耶さんが一番好きです。やっぱり3階からヤマトナデシコなんですよね。

 

A(80~89点)

ヒーリングっど♡プリキュア (第3クール)

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 プリキュアも中盤から終盤に差し掛かる展開となってきましたね。(なおこの記事を投稿する頃には最終回を迎えている模様。) コロナによるスケジュールのごちゃつきで前クールは駆け足気味にプリキュア側も敵陣営もインフレしていた気がしますが、本クールは大きく変わってかなりゆったりとした展開で本筋は進み、日常回のようなものが多かった印象です。とはいえ、日常回の手を抜いていることはなく、メイン4人のプリキュアの掘り下げをしたり、パートナーのヒーリングアニマルたちの掘り下げをしたりと非常に丁寧な展開作りだったかなと思います。さすがにテレビキー局による制作なだけあってコロナのような大きなアクシデントにも臨機応変に対応できてるのかなと感じました。最終クールについても3月の記事でしっかり書き留めますので今しばらくお待ちください。

 

D4DJ First Mix

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 ブシロードサンジゲンによる3DCGアニメと聞いてバンドリの時間だ〜!!!って言いながらみんなで小馬鹿にする目的でなだれ込んで1話を見た頃が懐かしいですね。本当に未来もアニメも何が起こるかわからないものだと痛感させられました。コイツだけ放送開始も終了も1ヶ月遅れだったので1月中は本ブログを書かないことの言い訳にできたいたんですが気がついたら2月も終わろうとしていて本当に時が経つのは早いですね。(すっとぼけ) 作品の世界観としてはDJがめちゃくちゃ流行っているという感じなんですが、本編中で曲を繋ぐという行為はほぼほぼしていません。(DJとは?) 序盤は主人公のりんくの第一印象は結構アブナイ人感あって、キチガイアニメーションなのかもしれないと思わせてくるのですが、話が進むにつれてただのアブナイ人という訳ではなく、良くも悪くも周りを巻き込み、新たな風を起こす超主人公属性の女の子だったってことがわかってくるんですよね。りんくを中心にハピアラのメンバーで話が展開されていきますが、ピキピキやフォトンメイデンとかも関わってきます。3グループもあると挿入歌も充実していてアニメの展開に沿った曲がどんどん出てくるのでそういった面からも楽しめます。あとは問題の3DCGですが、バンドリや新サクラ大戦がマジでなんだったのかというぐらいクオリティアップしています。3DCGはリアリティを追い求めた分アニメだからこそできる表現というものが欠如しがちなのですが、そこの問題点を上手く解決して、3DCGにコミカルな動きを落とし込むことで表情豊かにキャラを表現しています。これは本当にスゴいなって関心しながら見てました。内容・作画・音楽全てにおいて平均以上の素晴らしいアニメなのでオススメできる作品です。(ちなみにDJについてはこの作品を見てもよく分かりません)

 

いわかける!

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 スポーツクライミングを題材にしたスポーツアニメ。作画が若干低予算アニメ感があって放送前はそこまで期待していなかった作品でしたが、スポ根物アニメとして内容がめちゃくちゃ面白かったです。途中の作画が怪しい部分のことを差し引いてもお釣りが十二分にくるレベルで面白かったです。各キャラの掘り下げのエピソードもしっかりやってくれるだけでなく、ライバル校の選手たちとかにも程よくスポットがあたるのが主人公組のエピソードをより補強してくれてる感じがして非常にいいバランスでした。スポーツクライミングというマイナー競技を題材としていますが、その分作中での競技に関する説明も丁寧で長身ならでの有利さ、小柄ならではの有利さといったルールから一歩踏み込んだ部分まで解説してくれるので視聴者側としても非常に感情移入しやすかったです。やっぱりスポーツ物でルールわかってるのとそうでないのとでは天と地ほど白熱度が違います。作画が少し怪しいかな〜って回もありましたが完全に内容面で他を圧倒していたので評価は高めです。

 

魔女の旅々

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 1000年待ち望んでいた本渡楓アニメーション。原作はキノの旅に近いテイストなので基本短編集という形であることから1クールアニメとしてどうやってまとめるかというのは個人的には気になっていました。本作は主人公・イレイナの旅の物語を描いたものですが、基本的にイレイナは傍観者の立場であり、積極的に厄介事に関わっていくスタンスではないです(ほんとぉ?)。原作では準レギュラーキャラの扱いであったサヤさん(CV黒沢ともよさん)やフラン先生(CV花澤香菜さん)も1クールアニメの中で話を作っていくと出番が多く、レギュラーキャラとして描かれていたと思います。それにより旅の中でのサヤさんやフラン先生との出会いと別れといった部分がアニメの構成のメインの軸になっていたかなと感じました。短編集では散らかってしまいがちな話の主題も1クールアニメらしく話の大筋がわかりやすい方向で固まっているのは良かったと思います。アニメではイレイナとサヤさんの関係性をしっかり描いてくれていて個人的には満足の内容でした。音楽も良く、キャラクターも可愛い上に、話も基本単話完結なので気軽に見れるという点ではオススメできるかなと思います。

 

無能なナナ

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 初回と最終回の衝撃度は今期一でしたね。初回でナナオというキャラクターが出てきて周囲から無能扱いされてるのでてっきりコイツが主人公でナナはヒロインなのかな〜って思うんですが、まさか初回のラストであんなことになるとは…って感じですね。基本ナナと能力者たちとのバトルが展開されていくんですが心理戦部分などナナも敵側もお互いにガバがあるところが逆に面白さを生み出していましたね。最善手・最適解ではない選択肢を取りながらもナナがいかにして能力者の同級生たちと戦っていくかってところが良かったと思います。最終回でナナがみちるちゃんに本当の友情のようなものを感じ始めていたのにも関わらず、結果としてあんなことになるとは…(2回目)って感じの引きで、決してハッピーエンドではないですが納得のいく終わり方だったので内容的には素晴らしい作品だったと思います。

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN (3期)

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 ストパンシリーズの最新作ということでシリーズファンからの期待値が非常に高い作品でしたがしっかりとその期待に応えてくれた内容だったと思います。2期及び劇場版からは時間が空いていますが、シリーズのお決まりの要素等々などは継承しつつ、作画等を大幅に現代風にアップデートしていてまさに正当続編って感じでしたね。501のメンバーそれぞれにスポットを当てていく流れもシリーズお決まりという感じにはなりましたがまだまだやり尽くしていなくて色々なことができるんだなと感じました。特に6話のバルクホルンとハルトマンの回は2期の内容もしっかりと踏まえていて個人的にはとても良い回だったなと思っています。

 

NOBLESSE -ノブレス-

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 今期一番のダークホース枠。原作が韓国のウェブ漫画なので期待値としてはかなり低かったのですが(神之塔やGOHのせい)、蓋を開けてみるとめちゃくちゃ面白かったですね。日常パートのギャグ要素もしっかりと笑わせてくれる上に戦闘シーンやシリアスシーンもしっかりと魅せてくれて毎週たまげてました。ライジェル様のラーメンネタが好きすぎて本当に楽しく見ることができました。最終版ではロードたちの未来への展望が提示されるような形でキレイにまとまっていたので基本的に言うことなしの内容だったと思います。

 

呪術廻戦 (第1クール)

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 こんなに面白い作品が存在していいんだ〜というレベルの超大作。世界観といい登場人物といい全ての要素が少年心をくすぐる内容となっているので面白くないはずがないんですよね。しかも、それらのカッコよさを際立たさせているのがトンデモ作画によるアニメーションですね。毎話毎話映画級のクオリティなので基本毎週体感時間3秒で終わります。伏黒や野薔薇には生きていることを隠して五条先生たちから授業を受けてる虎杖でしたが、第1クールの内容を経て成長し、パワーアップした姿で京都姉妹校交流戦編で合流すると思うとめちゃくちゃ盛り上がりますね。ここまでの段階は導入って感じで盛り上がりがピークという訳ではなさそうだったのでこの評価に留めていますが第2クールは現状S評価でトップ争いしているので最終的にどうなっていくのかも注目していきたいです。

 

ご注文はうさぎですか? BLOOM (3期)

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 日常ものアニメとしてはあまりにも有名なこの作品ですが、個人的には物語の展開というよりもキャラや世界観の可愛さによる萌え人気が非常に大きい作品という印象が強く、どうしても人によって好みが分かれる作品というのが2期までのごちうさという感じでした。ところがどっこい今期のごちうさは一味違うということでキャラや世界観の可愛さはこれまで以上のクオリティを保ちながら、チマメ隊組3人のの進学という1クール全体で大きなテーマがあり、それぞれの回が持つ意味がこれまでよりも大きくなっているのがすごく良かったですね。ただの萌え萌えアニメーションから話まで面白い萌え萌えアニメーションに昇華したごちうさに死角はないです。文句無しでA+の評価ができる素晴らしい作品でした。

 

ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

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 前クールにラブライブサンシャインの再放送を放送していてそれを改めて見ていたので正直めちゃくちゃ期待値が低かったのはありましたが1話を見て全てが覆りましたね。まさに我々が見たかったラブライブはこれなんだよと言わんばかりの内容でした。学校が廃校になるからラブライブ出て話題作りってパターンを無印の次のサンシャインでもやってしまったのは二番煎じ感が強かったのはあると思ってます。ラブライブでありながらもラブライブを目指さなくて良いという考えに行き着くの、学校のためとか誰かのためとかではなく、純粋に自分たちがやりたいという気持ちが全面に出た結果の結論っていうのがホントにそれなんだよな〜って感じです。ラブライブでありながらラブライブではない、既存の枠組みを壊して新しいものを創り出すといった新時代というに相応しい内容だったと思います。加えて、ライブシーンを筆頭に作画のレベルがめちゃくちゃ進化していましたね。リアリティを追求した絵ではなく、これぞアニメーションというべき感じのあの質感がやっぱり良いんですよね。各メンバーの曲もエピソードの内容とリンクしたものとなっており言うことなしです。閉塞気味だったコンテンツに新しい風を吹き込むという意味では大成功と言って良いと思いました。

 

S(90点~)

体操ザムライ

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 スポーツ要素と家族愛要素を合わせたアニメがつまらないなんてことある訳がないんですよね。かつて日本のサムライと呼ばれた体操選手である主人公・荒垣城太郎が引退を決意する1話から奇跡の復活を遂げるまでの物語。本筋の内容だけでも体操競技に関する描写や、選手たちの想いなどがしっかりと描かれていてアツいのにレオと玲ちゃんに関する内容もめちゃくちゃ面白いんですよね。城太郎がレオにはどのような存在として写っていたのか、玲ちゃんにとって城太郎はどんな父親であったのか、そういった要素が中盤・終盤でわかってくることで最後の城太郎の演技への想いというものがより感じられる内容となっていたと思います。個人的には2020年最も好きな作品でした。

 

アクダマドライブ

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 めちゃくちゃアツい。展開もアツいし、それを支える演出もアツい。登場するアクダマ全員が信念をもつて、自分の命をかけて戦い、最期を迎えたというのが展開としても良かったですし、アクダマだけでなく敵役の処刑科のメンバーもキャラが立っていて非常に良かったですね。演出面においても、各アクダマの主役回のEDクレジットではちゃんとそのアクダマの名前が一番最初になっていたりしたのは特に印象深かったですね。戦闘シーンも各々の得意分野を存分に発揮して魅せてくれていたので全く退屈せずに見ることができました。一般人ちゃんが詐欺師として戦う展開や、各アクダマたちが退場していく流れ、処刑科のメンバーや一般人の死など人の死が与える意味というものがどのようなものかということを考えさせられる内容でした。結末は決して登場人物全てにとってのハッピーエンドでもなければバットエンドでもなく、それぞれの立場によって違うとは思いますが、あの結末はアクダマたちが自分たちの意志を持って戦ったからこそのあるべき結末なのかなという風に考えています。(上手くまとめられなくてもどかしい)



 以上で2020秋アニメの総決算ですが普通に忙しくてD4DJ最終回から1ヶ月近く経ってしまったのはかなり後悔してます。この記事を書き始めた頃には記憶が薄れて各アニメの良かった点も悪かった点も洗い直すのが大変でした。あと書き始めてから気づいたんですが、この記事めちゃくちゃ長いですね(呆れ) どう考えても2つとかに分けた方が読みやすいと思ったので次回からはそうします… もう21冬アニメも佳境を迎えているので実況も楽しみつつ、感想ブログも書いていこうかなと思ってます。(今度は大遅刻しないことを目標にします。)