rubidium-37’s blog

やりたいことしかやらん

2022年アニメ万博(単話部門)

 どうも、ルビジウムと申す者です。引き続いて今年のアニメについてのあれこれを振り返っていこうかなと思います。

 

前回の「キャラクター部門」の記事のリンクです。

rubidium-37.hatenablog.com

 

 第4回は「単話部門」ということでアニメのそれぞれの回を単話で見たときに個人的に好きな回を5個選出しました。いつもクール毎に書いてる作品の感想とは区別して、アニメとしての出来の評価とかは関係なしに純粋に個人的に好きなエピソードを選んでいます。単話とは言っていますが一応その作品のそれまでの話の内容やどんな伏線があったかということは全て頭に入っている上で見たときという前提は付けておこうかと思います。(そうしないと1話完結のエピソードが圧倒的に有利になっちゃうので)

次回は2022年総合で個人的に好きな作品ベスト5を挙げるんですけど、こっちではその上位5作品に惜しくも入らなかった作品の中で、とりわけ印象深かったエピソードを5つ選んでいます。作品全体として好きな物に関してはここには入れていないです。

 

それでは、次点4つと部門グランプリを順に発表していきたいと思います。部門グランプリがどの作品のどのエピソードなのか予想しながら見ていってください。

 

ブラック★★ロックシューター DAWN FALL

ep12 Black Rock Shooter

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ホントに今作の内容って前作の内容全く関係ないですし、なんなら自分って前作見たかどうかも怪しいレベルなんですけど、普通に今作は個人的には荒廃した世界の世紀末感がめちゃくちゃ好きだったんですよね。とはいえ、内容をどの程度理解しながら見てたかっていうと正直怪しかったりします。でもまあこの作品って究極的には最悪この最終回だけ見ればいいんですよね。

最終決戦でエンプレスとルナティックが相打ちという形になり、地球には一時の平和が訪れます。50年後、月に残るアルテミスとアルテミスの機械兵を相当するためにノイトが大佐の遺志を継いで人類軍を率いて月に乗り込むというラストになります。地球軍の兵士達が乗り込んだ宇宙船・ブラックトライクの前に永き眠りについていたエンプレスことブラック★ロックシューターが人類のもとに帰還し、ボカロ曲としてお馴染みの「ブラック★ロックシューター」が流れて本作のエンディングとなるめちゃくちゃ激アツな展開でした。マジで最後の最後に「ブラック★ロックシューター」が流れるのってめちゃくちゃイキスギ展開なんで、ホントにホントに最悪最終回だけでもいいんで皆さんにも見て欲しいです。

 

エスタブライフ グレイトエスケープ

第8話 運命からは逃げられない

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主人公のエクア達逃がし屋が自分の今置かれてる環境から逃げ出したい、新しい人生を歩みたいって考えている人達の依頼を受けて今いる環境や場所から逃がすというような内容の作品です。

第8話の舞台は白金プラチナシティでかつての栄華は見る影もなく、今はサンドリヨンと執事のフェルナンの2人しか住んでいない地域となっています。サンドリヨンは典型的なワガママお嬢様で執事のフェルナンもその無理難題についに耐えかねて逃がし屋に依頼をしてきたというあらすじでした。

フェルナンを無事に逃がすことで依頼を達成したエクア達でしたが、その後突如白金プラチナシティが消失を始めます。そしてエクア達の前にサンドリヨンが現れ、自身の正体がモデレーターであること、何年も前から白金プラチナシティの人口減少が止まらなくなって崩壊が始まっていたこと、それ以降使用人達を始め住人を逃がすために必要以上にワガママに振舞って他人を遠ざけていたこと等を明かします。

白金プラチナシティの消失と共にモデレーターである自身も消えると告白したサンドリヨンにエクアは最後にやりたいことはないかを尋ね、盛大なパーティーがしたいとの答えを受けて、パーティーの準備をすることになります。1人でなかったことにサンドリヨンは満足した様子で最期の瞬間を迎えるという内容でした。

この作品は結構個人的には好きなんですけど、放送時間とかの都合であんまり話題にならなかったのは悲しいな〜って感じでした。基本わちゃわちゃしてる感じのエピソードが多いんですけど、この8話みたいに視聴者にメッセージ性を与えてくる展開のエピソードや主人公のエクア自身の心境・信条に影響を与えるエピソードもあるので個人的には結構好きでしたね。特にエクアって過去の話とか能力の異質性の掘り下げがあまりなかったので、こういった形でしか彼女の考えを知りうる機会がないのがまたこの作品の特色とも言えると思うので重要なエピソードかなと思ってます。

 

惑星のさみだれ

23話 ほしのさみだれ

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いや〜この作品って内容だけならマジでめちゃくちゃ面白いと思ってるんですよね。ただし、作画に関しては内容のプラス分を帳消しどころかそれを上回るマイナスとなるレベルで酷いのでそこは全く擁護できなかったりします。ホントに異世界の門とかと同じレベルのシーンとかしばしばあるのがエグいです。

それはさておき23話ですが、アニムスとの決戦に勝利したさみだれと夕日は他の指輪の騎士達の前でさみだれこそが地球を破壊し、自らの手に地球を手にするという物語開始時点の野暮を宣誓し、夕日はさみだれの邪魔をするなら誰であろうと倒すと宣言します。幻獣の騎士に選ばれた南雲と八宵が夕日に挑みますが、半月の武術の技術と対人戦を想定したサイキック能力に手が出ません。しかし、ここで夕日は自身の真意を明かし、自分がさみだれのことを好きだからこそ自分自身の手でさみだれを止めたいという想いがあり、さみだれもまた最後に立ちはだかるのは夕日である予感があったと言って受けて立ちます。アニマの存在がなければ病気の影響で外の世界を知ることもなかったであろうさみだれが、戦いを通じて幸福というものを知って、本当に欲しかったものに気づかされ、2人の想いがぶつかり合い分かり合い、そして共に生きることを決意してこの回はエンディングとなります。

いや、正直最後の方とか悔しいですけどちょっと涙ぐんでましたもん。だからこそホントに作画がハチャメチャすぎてこれ残念になっちゃいます。究極的には漫画で見ればこれって良いもんな〜、むしろ漫画で見た方がずっと良いもんなこれ。なので、皆さんは是非漫画でこの作品見てください。アニメ2クール見るのは結構苦しいと思います。

 

4人はそれぞれ嘘をつく

#11 さよなら大佐

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このハチャメチャアニメの最終回もちゃんとハチャメチャすぎて笑顔でした。千代さんが進級試験のためにリッカの宇宙人としての力を用いてIQをめちゃくちゃ上げるのですが、その結果千代さんが本来気づくはずのない他の3人の秘密にしていることに気づくという展開です。その後リッカが星に帰還するうんぬんの話になってきた時に千代達がリッカに本当はどうしたいか問いかけて、みんなと一緒に過ごしたいというリッカの本音を聞き出すことに成功しますが、宇宙船が誤作動して大破、空中に投げ出されたところでリッカが奥の手を使い時を巻き戻すということで11話の最初に戻ってきて終了となります。EDの冒頭の時計がこの最終回の時間巻き戻しのシーンに繋がって使われるとは思ってもみなかったのでホントにスゴいことになりました。ホントにギャグ作品としてカンペキな締め方だったな〜って思います。

 

部門グランプリ

明日ちゃんのセーラー服

第七話 聴かせてください

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ホントにこの回ってもうめちゃくちゃ伝説に残るエピソードなんですよね。背伸びして音楽雑誌読んでた蛇森さんが明日ちゃんにギターを弾けるものだと勘違いされて、明日ちゃんの前でギターを披露する羽目になり、めちゃくちゃ猛特訓するエピソードです。展開としては古典的な展開ではありますけど、背伸びしてしまった蛇森さんが明日ちゃんに聴かさせれるレベルまで演奏をできるまで練習する過程がしっかり描かれていてめちゃくちゃ良かったですね。途中2人が木崎さんが1人でピアノ弾いている場面をたまたま聴いてしまうシーンがありましたが、ここで1回蛇森さんが心折られかけてる中で明日ちゃんが圧倒的人たらし力で落としにかかってくるのホントにめちゃくちゃ好きです。明日ちゃんに押し切られる形で蛇森さんが意を決して演奏を披露するわけですが、その曲がスピッツの「チェリー」という名曲中の名曲でホントにドカ湧きしましたね。この曲って軽音部とかが初心者の時に必ずといっていいほど練習する曲らしいので、実際にギターやったことある人とかはめちゃくちゃ懐かしい気持ちになれたのではないかと思ってます。終始赤くなりながらも演奏しきった蛇森さんの姿に感動した、作中でも屈指の名エピソードだったなと思っています。

 

 

というわけで5つのエピソードを紹介しましたが、今回は結構感動系エピソードに寄ってる選出だったな〜っていう感じになりました。単話でのエピソードって1年間覚えておくのって正直到底不可能なので、自分はその時々で印象深いエピソードがあったらメモはしてたんですけど、流石に今回の記事を書くにあたって色々見返したりはしましたね。そのせいでシンプルに時間なくて真夜中に投稿してるのはこの際しょうがないな〜ってことにしてください。

 

2022年アニメ万博シリーズですが、最後は「総合部門」です。今回ここに挙げた作品は逆にいうと次の「総合部門」のランキングには含まれていないということでもあるのでいったいどの作品がランクインしているのかっていうところで是非確認してもらえればと思います。

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