rubidium-37’s blog

やりたいことしかやらん

アニメ勢に向けたプリコネあれこれ解説 (アニメ2期 4~6話)

 どうも、ルビジウムと申す者です。皆さん、現在放送中のアニメ「プリンセス・コネクト Re:Dive Season2」はもちろん見てますよね? 非常に素晴らしいクオリティの作品なのでアニメを普段から嗜んでいる皆さんは当然見ているとは思います。

前回から引き続きアニメのみでの視聴では理解が難しい部分等の解説をしていきます。前回の記事を読んでいない方は絶対に前回の記事から読んでください。ホントに絶対です。

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引き続きアニメのみで視聴している方を基準にして話を進めていきます。ただ、現時点(2期9話放送時点)ではどこまでなら解説していいのか、どこからがネタバレになってしまうか判断しかねる部分もあるので、2期の放送が進んでいくにつれて後に色々補足・更新する部分もあるという風に思っていてください。

 

 

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ユウキくんの記憶 (0:00~1:04前後)

 いつものユウキくんの夢にての記憶のフラッシュバックですが、今回は映っているキャラが結構違いますね。初登場のキャラが2人いるのも注目です。

カイザーインサイトが誓約女君(レジーナゲッシュ)跳躍王(キングリープ)もいて自分含めセブンクラウンズだらけと言っており、ちょうどその部分で初登場の水色の髪の男性キャラとクリスティーナが映るので、この時点でこの2人がセブンクラウンズであることは確定できます。散々クリスティーナが重要人物って言ってたのは単純にレジーナゲッシュ=クリスティーナだからです。この時点で一応原作ソシャゲのメインストーリーに大きく関わってくるセブンクラウンズは全員出揃ったことになります。

 

以下一覧 (3/28権能について追記)

・覇瞳皇帝(カイザーインサイト)=「陛下」 権能:未来予知

・迷宮女王(クイーンラビリンス)=ラビリスタ 権能:オブジェクト変更

・変貌大妃(メタモルレグナント)=ネネカ 権能:対象の変身およびコピー

・誓約女君(レジーナゲッシュ)=クリスティー権能:乱数聖域 (絶対攻撃と絶対防御)

・跳躍王(キングリープ) 権能:現時点 (2期11話放送時点)では不明

・不明 (原作ソシャゲでは明らかになってます)

・不明 (原作ソシャゲでも明らかになっていません)

 

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水色の髪の男性キャラ(キングリープ)

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右側の剣士の女の子キャラ(初登場)

 

「陛下」からキャルへの贈り物 (9:03~9:29前後)

 「陛下」からキャルへ贈られた指輪を眺めてニコニコしてるキャルです。まぁ当然これがろくな代物では無いということは分かりきっていますね。

21:35~のシーンでこの指輪が光り、ペコリーヌが転移してしまいます。この時点では指輪によって何が起こったのかは良く分からない感じもありますが、9話にてもっと残酷な形でこの指輪は使われますね。

 

カスミのシャドウ (11:59~22:03前後)

 カスミのシャドウが現われますが、特にユウキたちに害を成すこともありません。仮称としてキーリという名前をカスミは付けています。キーリはカスミの本心を声に発していたり、ユウキくんのことを先輩と呼んだりと謎の深い存在です。

 

ネネカの接触 (16:07~17:58前後)

 ネネカは普通に記憶があるようでユウキくんのことも知っていますが、ユウキくんは完全にネネカのことを忘れている状態です。めちゃくちゃ怪しまれてるネネカですが、結局シャドウから自身の本体を解放してもらうという頼み事をユウキくんたちにきいてもらう前に時間切れで去って行きます。ネネカがユウキくんと過去にどのような関わりがあったかは今後の放送が進んでから補足・解説します。

 

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ペコリーヌと「陛下」の対話 (0:25~1:18前後、6:40~8:37前後、18:03~19:45前後)

 「陛下」はペコリーヌが絶望しているところを見たい様子。「陛下」曰く、ペコリーヌから名前、立場、ユースティアナという存在を奪ったのは、この間違いだらけの世界では偶然ではなく必然とのことです。この発言についての真意は完全には明らかにできてないので今後の展開次第で加筆します。

ペコリーヌのことを果実と表現している辺り、「陛下」はペコリーヌが絶望しきった先に何かさらなる目的・利用手段を考えていそうです。

一方のペコリーヌは「陛下」のことを理解し、その上で奪われたものを取り戻す道を目指すことを決意します。ペコリーヌの真の強さが表現されたアニメプリコネ中でも屈指の名シーンです。

 

まだ見せられない記憶 (2:29~3:35前後、9:25~11:58前後)

 学校の制服姿をしたカスミと思わしき少女との記憶の断片を見たユウキくんですが、アメス様にこの記憶はまだ見せられないと止められます。この記憶については掘り下げてしまうと原作ソシャゲのカスミ個別ストーリーに繋がっていくので内容は割愛します。

アメス様はシャドウについて元々はこの世界に生じた「バグ」のようなものであり、この世界の免疫機能によって除去されるはずのものであったが、ある存在(「陛下」のことですね)によって消されずに利用されていることをユウキくんに伝えます。

9:25~のシーンで結果として、キーリは世界の免疫機能によって消去されてしまいます。それと同時にユウキくんの様子にも異変が生じていますが、おそらくここでユウキくんは「過去の全ての」記憶を取り戻しています。10:54~の制服姿のカスミとキーリと呼ばれてる猫の記憶を思い出し、消えゆくキーリの存在が本当は何であるかを察しているのが何よりの根拠だと考えています。

 

アメス様とラビリスタの会話 (11:59~14:58前後)

 プリンセスナイトの力を行使し過ぎて危険な状態となっていたユウキくんを間一髪のところでラビリスタが助けています。キーリの自我だけは保護できたとのことで全ての決着がついたときに会えるようにしてくれています。自我が芽生えたシャドウは1人の人間と言ってもいい存在だが、元となる人間が存在している以上同じ人間が2人存在することはこの世界は許してくれません。ラビリスタは同様のことがユウキくんにも言える的なことを言っています。

最後にラビリスタは「だけど…私は願わずにはいられないんだ。彼が選択したこの世界。断ち切られた絆を再び紡ぎ直すことを選んだ世界が、意味を成すことを」と言っています。このユウキくんの選択については次の項で解説します。

 

バッドエンドのその先 (14:59~17:32前後)

 カイザーインサイトとユウキくんたちが戦っている際の記憶。カイザーインサイトの攻撃を受け瀕死となったユウキくんはいつもの夢空間にてアメス様とラビリスタと会話します。そこでラビリスタから「絶望的で救われない闘いに戻り、今の絆を守る」「ほんの少し目を伏せ、新たにやり直す」、この2つの選択肢を提示されます。「君が君でありさえすれば、今の絆は失われるとしても再びやり直すことができるんだ。みんなとの絆を結び直すことが、危険と苦難に満ちた救われないかもしれない道のり以外にも少年がたどれる道はあるんだよ」とラビリスタが言い、ユウキくんは新たにやり直す道を選びます。そして、リダイブしたユウキくんは再び仲間たちとの絆を紡ぎにいくわけです。ここからがアニメ1期1話以降のストーリーと繋がる訳ですね。

原作ソシャゲでもこの2つの選択肢を選ぶシーンが存在しています。

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ソシャゲでは「今の絆を守る」を選ぶと絶望的な戦場に戻されるものの最終的にはカイザーインサイトに勝利し、ハッピーエンドを迎えます。逆に「目を伏せる」を選ぶと展開的には始まりに戻されることになるため事実上のバッドエンドとなり、選択肢の選び直しを要求されてしまいます。つまり、アニメでやっているストーリーというのはこの原作ソシャゲで再現されることのなかった「バッドエンドのその先」の物語な訳ですね。OPの「Lost Princess」のサビの歌詞にもある「君と笑い、君と泣く バッドエンドのその先で」の本当の意味がここで明らかにされています。ここまで考えた上で原作のストーリーもアニメのストーリーも練っていたとすれば本当に凄い作品です。

 

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特に重要なシーンはないです。

 

ということでここまでがアニメ2期4~6話の補足・解説となります。5話は原作の展開を知っている上で見るのと見ないのとでは理解度も感じ方も全然違うので是非この記事を読んだ上で見直してみて欲しいです。

続きの2期7~9話については以下のリンクから読んでください。

rubidium-37.hatenablog.com