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やりたいことしかやらん

2021年冬アニメ(個人的)総決算

どうも、ルビジウムと申す者です。2021年冬アニメが一通り終わりましたので、いつものことながら2021年冬アニメを総決算と題して感想・評価を述べていこうかなと思います。

 

2021年冬アニメは2期や2クール目みたいな作品が前期に増してさらに多かった印象です。序盤は期待できる作品が非常に多いと思っていましたが終わってみると微妙な感じになってしまった作品が結構あったように感じています(つまらなかった訳ではないんですけどね)。いつもよりもC~B帯の作品が多くなっている気がする評価になったかなって印象です。一応客観的な評価を心掛けているつもりですが、甲乙付け難いとなった時にはやはり最終的に自分の好みが反映されてしまっている可能性についてはご容赦ください。

その他、おおよそ自分がどのような基準で評価してるかについてはこの記事を読んでください。特に絶対評価相対評価の重みとかは目を通して欲しい感あります。

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ここからはネタバレ等もあるので注意してください。(21年春クール以降に続く作品に関しては21年冬クール時点での暫定評価です)

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E(~49点)

異世界の門 紡がれる絆と共鳴する生命 (1~4話)

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 チバテレビが映る選ばれし地域の人間しかリアタイできなかった魔作(後にYouTubeでも配信ありました)。まず大前提としてこれをアニメとするかどうかで大きな問題が生じます。というのもこの作品キャラクターは固定のデフォ絵から動くことはなく紙芝居同然だからです。仮にアニメだとしてもほぼ同人制作に等しい作品なので(逆になんでチバテレビで放送できたん?)、声優もそれ相応のクオリティですし(聞いたことある名前は1つもありませんでした)根本から他作品と同じ土俵で比較してはいけないものな気がしています。5話以降も絶賛制作中らしいので気長に待ってます。(5/4から5話以降が放送とのことなのでチバテレビ映る人は是非チェックして見てください。)

 

EX-ARM エクスアーム

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 異世界の門は存在そのものが例外的な扱いなのでそれを除くと今期ワースト。3DCGを用いた派手なアクションバトルを期待…と思いきや蓋を開けてみると3DCGすら満足に動いていない超低クオリティ作品となっていました。まず3DCGモデルのキャラクターたちの表情がろくに変化しないんですよね。コイツらが何を考えて話しているかとかそういうの一切関係なしにただただ無表情です。しかもあろうことかメイン以外のキャラクターは3DCGですらありません。普通のアニメ絵となっています。従って同じ画面にアニメ絵のキャラと3DCGモデルのキャラが同時に存在するというヤバい現象がしょっちゅう発生します。そのほか、戦闘のエフェクトもしょぼい上に同じものを使いまわしていたり、バトルシーンを何故かスロー再生したりと映像面だけでもツッコミどころ満載です。加えて話の内容ですが設定だけなら面白そうなのに何故か後半に進むにつれて何をやっているのかよく分からなくなってきます。映像の表現力が低すぎて、視聴者側が状況を理解できないまま進んでいくのが問題だった気がします。最終回もよく分からない終わり方をしましたし、シンプルにクソアニメです。

 

D(50~59点)

じみへんっ!! ~地味子を変えちゃう純異性交遊~

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 お馴染みの僧侶枠作品。主人公が地味子という設定の話なんですが途中から地味子要素とかほとんど無くなってます。僧侶枠は地上波だと放送できないシーンがあるのでそこの部分に大事な情報があると全く内容がわからなくなってしまうのはしょうがないですね。よくは分からないけど無事に結ばれてハッピーエンドってことでいいんじゃないですかね?(適当)

 

スケートリーディング☆スターズ

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 架空の団体フィギュアスケート競技、スケートリーディングを題材とした高校生のスポーツものアニメとなっています。スポーツアニメで大事なのは競技をしてるシーンこそでそこをいかにアツく描けるかだと思っています。で、この作品なんですが、まず視聴者にはスケートリーディングという競技の詳細なルールは全く分かりません(え?)。ちゃんとアニメを見ていてもスケートリーディングという競技の説明は団体で行うフィギュアスケートという説明以上のことはされません。どうもこの競技リードやガード等のポジションがあるようなのですが各ポジションの選手が競技においてどのような役割をしているのかということは一切分かりません。このような視聴者置いてきぼりの状態で進んでいく上に作中でスケートをマトモにするシーンは後半にある高校生大会の本番まで無いというのがスポーツ物としてはかなり酷いです。練習にて部員同士で演技の構成等で意見が対立したり、葛藤したりするのですが、視聴者はそもそもその練習のシーンを一切見ていないので登場人物たちが何をそんなにカリカリしてるのかが全く分かりません。要はシンプルに感情移入できる要素が無いです。スポーツ物アニメとしては最悪レベルの出来と言ってもいい作品でした。

 

C(60~69点)

IDOLY PRIDE

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 舞台裏のドラマが、ステージを輝かせる。のキャッチコピーもお馴染みとなってしまったこの作品。シンプルなアイドル物かなと思ったら1話で死んでしまう伝説のアイドル・長瀬麻奈が幽霊となって永遠とマネージャーくんに引っ付いています。これ何アニメ?流石に幽霊となった重大な理由とかがあって後半で回収するんだろうな〜って思っていると、なんと大した要素も無いまま最終回であっさりと成仏します。マジでこの幽霊いる意味あった?この作品は幽霊の方が本題ではなく、長瀬麻奈を担当していたマネージャーくんが新たに2つの新人アイドルグループを担当し、成長していく物語のはずなんですけどね… メインとなるアイドルたちも各グループのリーダー2人以外はあまり焦点は当たらず、アイドルアニメにしてはキャラの掘り下げが少なかったのはかなり減点要素だったと思います。ライバルグループも大した掘り下げも無いままに敗退してしまったのであまり盛り上がらなかったと思ってます。最終回の茶番は逆にこんな茶番やる訳ないだろと思っていた展開をそのままやっていたので逆にひっくり返っちゃいました。アニメの出来は散々とはいえ曲はめちゃくちゃ良いのでストーリーとか気にしない人にはオススメできるかも知れません。

 

蜘蛛ですが、なにか? (第1クール)

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 陰キャ女子高生が異世界に転生したら蜘蛛でした〜という話。一応人間が出てくるパートもあるのですが物語が進むにつれて蜘蛛パートと人間パートの時間軸が違うってことがわかって来るので蜘蛛パートと人間パートが合流してアツい展開になる的なことはなさそうです。蜘蛛パートが今のところ蜘蛛1匹で黙々とダンジョン内のモンスター倒してレベル上げたりしてるだけなので面白くは無いです。人間パートは少しばかり動きが出てきたので面白くなりそうではありますがそもそも主人公が登場しないので何を求めたら良いのかがよく分からないです。とりあえず第2クールどうなるのかは注目です。

 

魔道祖師 (第1クール)

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 今期の中華アニメ枠。最近の中華アニメの力入ってる作品は金は潤沢にあるおかげで作画とかはめちゃくちゃ良いんですよね。OPEDや声優陣も豪華なメンツを起用していて力の入り方は段違いです。ただ、この作品を事前知識無しで見ても正直に何をやっているのかよく分かりません。出てくる登場人物たちが何者であり、専門というワードが何を指していて、コイツらが一体何を目的に何と戦っているのかといったことが全体的によく分かりません。絵はキレイで戦闘作画もすごいのに何をやっているのかがさっぱりなので見ていても面白くないです。これが後3ヶ月も続くとかマジ?

 

オルタンシア・サーガ

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 アプリ原作のアニメは大抵期待出来ないパターンが多いですがオルサガも例に漏れないって感じでしたね。国を追われた王女マリウスが辺境の地で身分を隠しており、主人公アルフレッドと共に王国の陰謀に立ち向かっていく的な王道ストーリー物です。率直な感想としては特に面白くはなくね?ってことですね。何かが起こっても全部そっか〜ってなりがちなのが視聴者的には辛いところです。結局アルフレッドたちの周りにいっつもいる謎の生物クー・モリモルとかいうやつを見ておちょくるぐらいしか楽しみが見いだせなかったの普通に視聴者側の敗北って感じします。最終回で色々とヤバいこと起こって終わっちゃいましたけどあの終わり方だと完全にバットエンド感あるし続きの話もアプリとかであるんですよね?(興味はない)

 

回復術師のやり直し

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 毎週この作品の時間になるとテレビの調子がおかしくなるんだよなぁ… エッチなシーンを入れたがりすぎなせいで、テレビでは流せないシーンが多くなりすぎて画面の9割が真っ黒、数分単位にわたる背景の静止画垂れ流しといったことが平気で行われていました。ストーリーについては序盤は盾の勇者のパクリ感強かったですけど以降はそれなりにはちゃんとしてたんじゃないですかね。主人公がずっと復讐とエッチの繰り返ししかしないので飽きはしますが。早い話エッチな同人誌をそのままアニメにしたような作品です。そう思うと結構地獄みたいなアニメのような気もしますが… おれたたエンドですけど、ラスボスポジがホモの僧侶なのは笑っちゃいました。

 

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語

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 無自覚系最強主人公ロイドくんが軍人目指して頑張る話。これまでも鈍感系無自覚系といった主人公が活躍する作品っていうものはありましたがロイドくんの無自覚は無自覚を通り越してシンプルに頭がおかしいとかいうレベルです。明らかに目の前の人間が悪事を働いてるのにそれを拡大解釈して意地でも悪事として認識しないようにするの逆にスゴいだろ… ここまで来るとイライラというよりも呆れしか感じないレベルでした。ヒロインのセレン姫は非常に面白いキャラなので8割くらいは彼女で保っていたような作品でした。ちなみにロイドくんの実家のコンロン村に行く回はめちゃくちゃ面白いのでその回だけは見るのはアリです。

 

約束のネバーランド (2期)

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 あくまでここではアニメ単体としての評価をした結果としてこの位置ということにしました。2期は農園脱出後のエマたちの話になってくる訳ですが、原作とは異なるアニメオリジナルの展開にした結果、死んだと思われていたノーマンはあっさりと再会するわ、ムジカの邪血の力で最初から解決すれば良くね?感あったり、エマの心情描写が余りにも薄かったり、ノーマンがただの優柔不断なやつにしか見えなかったりと散々な内容って印象でした。(あくまでこれはアニメ単体としての感想です。) 映像としては普通にキレイですし、一応話の展開として大きな違和感はない一通りの流れがあったので作品としては成立していたとは思います。面白くはないですが。

 

 ここからは余談として原作を読んだことある立場で評価します。はっきり言ってゴミです。ノーマン再登場以降改悪の嵐でエマとノーマンという二人の鬼に対する考え方の違いや最終的に目指すもの、それによる衝突といったこの作品の山場とも言える部分が全て薄くなっていました。加えてアニメではエマたちは人間の世界には行かず、過去に鬼と人間の間に結ばれた「約束」を結び直すために鬼の世界に残る訳ですがそもそもその「約束」が物語の最重要要素の1つであるのにも関わらずどういったものなのか分からないってのはシンプルにキチガイとしか思えないです。タイトルの約束のネバーランドの「約束」はどこにいったんだよ… アニメ最終回のラストのシーンでダイジェストで色々なことが流れていましたが原作ではあれが終わったあとグレイスフィールド再突入、ミネルヴァ弟との最終決戦って流れなのでどうしてこんな展開にしたのか理解に苦しみます。原作のラストのシーンめちゃくちゃ映像で見たかったのにこんなことになってしまって本当にただただ悲しいです。以上、余談でした。

 

俺だけ入れる隠しダンジョン

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 こんな突き抜けた作品久しぶりでしたね… 主人公・ノルが隠しダンジョンに封印されている師匠からスキルを譲り受け、それを行使するために必要なLPという数字を貯めるために女性キャラとエッチなことをしまくるアニメです。文字に起こしてみると尚更何を言ってるのか分かりませんね(汗) 人助けをしたりする際にノルがスキルを使うためにエッチなことをしまくるので見てる側は頭がおかしくなりそうですが、慣れてくるとそういう風に突き抜けたアニメなんだなとなるのでキチガイみたいな行動も笑って見ることはできます。ただ、11話・最終話は師匠を救出するために強敵と戦うことになり、真面目なバトルを繰り広げます。普通のバトルが始まった瞬間面白い要素が何一つ無くなってしまったので最後までふざけ倒して欲しかったなぁと残念な気持ちになっています。

 

WIXOSS DIVA(A)LIVE

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 Selecterシリーズとは打って変わり、アイドルっぽい感じをイメージした全く新しいWIXOSSアニメとなっていました。ストーリーの内容も重い感じは一切なく、友情とか情熱とかっていったわかりやすい内容がテーマだったと思います。ツッコミどころも多々あったような気はしますが、終わってみるとイイハナシダッタナーっていう感じにはなったのでそこまで悪くはなかったんじゃないんですかね。ただ、相変わらずこの作品を見てもWIXOSSのルールは何一つ分かりません。それに伴い、Selecterシリーズよりもさらにこの内容をWIXOSS、ひいてはカードゲームでやる必要があるのか?という命題に直面してしまうのですが、それも含めてWIXOSSらしいといえばそんな気もします(ホント?)。

 

魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 (2期)

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 我らがオーフェンが帰ってきました。相変わらず全てのセンスが平成初期みたいな作品ですが、そもそも平成初期から続く作品シリーズなのでしょうがないのはわかっています(わかってはいても一昔前のセンスに笑ってしまう)。1期ラストでアザリーにキムラックに来いと言われキムラックに向かったオーフェン一行ですが、キムラックは魔術士嫌いで有名な都市なんで色々揉め事や戦いが起きるって感じです。最終的に師匠チャイルドマンとキムラックの因縁やキムラックの魔術士嫌いの理由、人間種族と魔術との関係、女神とイスターシヴァの戦いのことなど様々な真実が明らかになっていくのは流石に面白い展開でした。おれたたエンドでしたが上手くまとめていて、まさにキムラック編と呼ぶのに相応しい内容だったと思います。

ワールドウィッチーズ 発進しますっ!

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 ストライクウィッチーズブレイブウィッチーズの短編ギャグアニメ。501パートと502パートが交互に放送されていたので各6回ずつです。15分枠なので評価は辛めにつけていますがちゃんとギャグアニメしててめちゃくちゃ笑って見てました。各キャラが確かに裏では言ってそうみたいなセリフを平気でバンバン言ってくるので元アニメのキャラ崩壊はありますがストパンシリーズ見ている人は楽しんで見れる作品だと思います。

 

弱キャラ友崎くん

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 脱陰キャを目指す高校生の話。ジャンルとしては一応ラブコメになるんですかね…? 陰キャ高校生が陽キャ目指すというような内容自体には問題はないのですが、主人公・友崎と脱陰キャの手ほどきをしてくれる同級生・日南の2人が基本的になんでもゲームに置き換えて物事を考えてるのがかなり異常感出てます。ゲームのやりすぎで現実とゲームの境目がわからなくなったらしい。日南が友崎に課題を課し、友崎がそれをこなしてスキルアップしていくという展開ではあるのですが、会話する際にもいちいち色々な思考をしたりしていて視聴者からすると友崎はヤバいやつなんじゃないかというようにしか見えません。思考わ言語化をするということは良いこともありますが、この作品の場合は少しやりすぎな気がします。そんなに色々考えてたら一言会話するために30秒くらい間が空いちゃうだろ。基本的に中高生向けの作品だということはわかっていますが、それにしても俺ガイルとかと比べるとこれが今のラノベ原作ラブコメの代表格みたいな感じになってるのは流石に無理があるような気はします。最終回だけは今までの要素を色々と回収したり、友崎の成長が見れたりしたのでちょっと面白かったです。

 

B(70~79点)

2.43 清陰高校男子バレー部

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 スケートリーディングのところでも触れましたが、スポーツ物の作品ってその競技をしてる瞬間が一番盛り上がるところでそのほかのシーンはその競技の瞬間を引き立てるための要素だと思うんですよね。だからこそ競技のシーンを丁寧に描いてくれる作品は大概面白くなるはずなんですよね。この作品に関して何が言いたいのかというと、もっとバレーボールしてるシーンを沢山描いて欲しかったなぁってことです。黒羽のバレーに対する気持ちだったり、灰島の過去とかを日常パートで描いてくれるのは良かったんですけど結局それを回収するのも日常パートなんですよね。試合を通してどうだとかって展開がほとんどなく、そもそも試合のシーンそのものはダイジェストだったり丸々カットだったりと一番アツい部分がないのは結構冷めちゃう感じがしました。あと敵味方問わず試合とは関係ないところで怪我したりとかして視聴者的にはそれいる?ってなっちゃうのも勿体ない部分だったと思います。確かに現実って案外そんなものだったりするよねってことはわかるんですけど、創作物でまでそんなしょうもないリアリティ誰も求めてないような気はしました。

 

真・中華一番! (2期)

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 気狂い料理バトルアニメの2期です。裏料理会との戦いが激化し、幹部の五虎星とマオの戦いが主に描かれます。五虎星は相変わらずめちゃくちゃなことをしてくるので見ていて普通にツッコミが追いつかないですがこの作品らしいと言える内容だったと思います。川に火の海にしたり、普通に毒盛ってきたり、相手の料理コピーしたりとなんでもありすぎるだろ… 最終回の展開は?ってなる内容でしたけどキリのいい場所と言えなくもないところでまとめていたのでモヤモヤした気にはならなかったです。料理せずに別の方法で戦う展開が定期的に挟まるのはそういうノルマかなんかがあったりするんですかね?

 

シャドウバース (第4クール)

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 1年に及ぶ本格スマホカードバトルアニメの集大成となる内容でしたね。カード″ゲーム″ではなく、あくまでもカード″バトル″です。第4クールではヒイロたちが虚ろの世界による夢の中に取り込まれてしまい、各々そこから脱出するために戦うところからスタートでした。それぞれの決意を描いた上で最終決戦へと臨む展開は王道中の王道でしたね。ヒイロが父エイジとの戦いにも決着をつけ、ラスボスとして現れたレオンと最後の戦いをする展開も王道ルートで良かったと思います。ただ肝心のシャドバのカードバトルの内容が余りにも大味すぎませんかねぇ… アニメオリジナルのめちゃくちゃ強いカードを出したりするのは良いとしてもそれ一枚で盤面が簡単にひっくり返ったり、敗北寸前の状況から大逆転みたいなのが多すぎた気がします。結局トップ解決が正義なのか… 最終回のレオンとの戦いに至っては伝説のカード全ての能力を合わせ持つアルティメットレジェンドドラゴンなるカードを創造し、デッキトップに乗せてそのカード一枚だけで勝つとかいう究極のトップ解決してました。まさにカード″バトル″を象徴するかのような内容で逆にシャドウバースらしい終わり方だったとも言えます。カードバトル部分以外は普通にクオリティ高めだったのでそれなりに楽しめたとは思います。

 

裏世界ピクニック

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 ソラオとトリコが裏世界と呼ばれるネット怪談の温床みたいな空間を冒険する話。序盤はトリコが何故裏世界を冒険し続けているのかということやソラオがトリコに何故同行するのかといった心理的な部分を描きつつ、裏世界の謎に迫っていっていて良かったです。ただ、アカリが出てきた辺りから単に裏世界の化け物等を倒したり問題解決するだけになってしまって単調になってしまっていた気がします。最終回Bパートは良い感じにまとめていたような気もしますがちょっと今更感が出てしまったのは勿体ないと思いました。何よりリアタイのスケジュールだとウマ娘の直後だったので後半の方はもう放心していてこのアニメを見るどころじゃなくなっていました。放送枠にも恵まれず、ちょっとついていない作品でした。

 

ワンダーエッグ・プライオリティ

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 個人的にはめちゃくちゃ雰囲気が好きな作品。自殺した少女たちの魂が集まる世界で4人の女の子がそれぞれ自分の救いたい人のために戦う的な話。結構重い展開も多い上に世界観の説明も小出しなので見ていて理解するのが難しい作品ではありますが、凝った世界観が好きな人にはオススメできる作品です。あまり内容面に触れたくないのは制作が1話落としてしまったせいで事実上未完なんですよね(特別編が6月に放送予定)。特別編の内容を見てから内容については触れたいとは思っているので今のところ評価もこの位置で保留という感じです。

 

ひぐらしのなく頃に業 (新作第2クール)

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 第1クールは何故か再びループに囚われた梨花視点からの物語という印象が強かったですが郷壊し編で色々と謎が明らかになりましたね。旧ひぐらしラストの祭囃し編後の梨花と沙都子を取り巻く環境や関係の変化が沙都子を追い詰めてしまいループ能力を得た沙都子がクレイジーサイコレズになってしまう訳ですが、1周目のルチーアで梨花がいくら助けたところで結局は沙都子自身が勉強しなきゃ解決には至らないって考えると最初から詰んでる気はするんですよね… 神経衰弱でイキるためにループしたり、ループを使って暗証番号総当りで解除したりする沙都子のそれは狂気を通り越してもはやギャグの領域にしか見えなかったんですけどコレは大丈夫なんですかね… 色々とツッコミどころ満載な感じはあったんですけど7月にひぐらしのなく頃に卒という題で2期をやるみたいなんでそこで全ての問題を解決して欲しいですね。100年ループするくらいなら沙都子はいい加減に勉強しろ。

 

五等分の花嫁∬ (2期)

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 1期と比べると段違いに作画も良くなっていたこの作品ですが、原作を考慮せずに見てみても若干展開が詰め込みすぎ感ある内容だったような気はします。本当は余韻を楽しみたいようなシーンとかでもそそくさと次のシーンになってしまうので見てる側としては結構疲れる感じはありました。2期の内容あと6話くらい尺使っても全然間延びする感じしないと思ったので体感1.5倍速で見てるのかって思うくらい話が進んでいた気はします。とはいえ、ちゃんと五つ子たちの可愛い部分を表現するというラブコメとしての重要な部分は欠かしていなかったので良かったんじゃないかなって思ってます。個人的には一花が好きなので一花が三玖に変装してウソをつきまくるところは見ていて心が苦しかったですがそういう部分も含めて一花が好きなので満足しています。一花推しは決して変人狂人の集まりではありません。続編も決定したので原作の最後までやってくれると思うと楽しみですね。アニメで全部やってくれるってなると原作読んでない人も楽しめるのでこういう傾向が他作品でも続いてくれると嬉しいです。

 

怪物事変

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 怪物(けもの)という人間とは異なる種族のキャラクターたちの人間界での生き方を描いた作品。登場キャラクターたちが個性的なのが非常に良かったですね。主人公・夏羽の出生のルーツを探るという大目的はアニメ部分ではあまり触れることはありませんでしたが、夏羽と行動を共にする仲間たちの過去等々の掘り下げがしっかりとされていて順当に面白い作品だったと思います。紺ちゃんと綾ちゃんが萌え萌えなので毎週楽しみにしながら見てました。

 

キングスレイド -意志を継ぐ者たち- (第2クール)

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 後半クールの最初の辺りでリヒト以外のブラックエッジの面々が死んでしまい、リヒトパートが大きく動いたところからスタートしたのが印象的でしたね。カーセルパートはパベルに3つ目の聖剣の封印を解いてもらうところが前半の山場でした。カーセルパートは基本的に冒険を通じてのカーセルと仲間たちの成長物語という側面が強いように感じました。カイル王の周りにいた人たちの話から100年前のカイル王と魔王の戦いの真実が徐々に明らかになっていくのも王道の勇者物作品って感じでした。一方、裏で進んでいくリヒトパートの物語が最後の最後にカーセルパートと合流して全員で魔王と戦う展開も王道ですがめちゃくちゃアツかったです。呪術廻戦の裏かつ諸事情で円盤が発売されないのが非常に惜しい作品です。

 

怪病医ラムネ

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 ストレスなどを持つ人間の心に怪が入り込み引き起こされる奇病、怪病を専門とする怪病医ラムネとその弟子クロの話。某ス〇ッとジャ〇ン的なノリの作品ですが、1話完結の話の中で登場する人たちを基本悪者扱いしないような作風なのが個人的には非常に好きでした。家族や友人関係でストレスを抱えている患者たちのためにそのストレスの要因を引き起こしてる原因を解決していく訳ですが、その過程で原因を作り出してる人たちを単に懲らしめる訳ではなく何処か憎めないところがあるというのが心温まる作品でした。加えてラスト3話はラムネとクロの出会いの話、ラムネの怪病医として選んだ答えというものがよく描かれてるので右肩上がりに面白くなっていき構成としても申し分なかったと思います。

 

バック・アロウ (第1クール)

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 壁に囲まれた世界を舞台に壁の外から来たと主張する青年・バックアロウを中心に描かれるロボットSF作品。2クールあるとはいえ、現状面白い回と微妙な回の上振れ下振れは多い気はしています。キャラクターたちが個性的なので、敵キャラがブライハイトに乗ったり、新たな力を得たりする展開はアツいのですが、当の主人公であるバックアロウ自身にスポットが当たってる時は何故かあまりアツくならないんですよね。多分、記憶とか信念がないので行動一つ一つに重みがないように見えているのが原因な気はします。いずれにしろ2クールあるので今後の展開では爆発的に盛り上がるなんて可能性もまだあるかな〜とは思います。

 

SHOW BY ROCK!! STARS!!

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 SHOW BY ROCKシリーズ最新作で、ましゅまいれっしゅのキャラだけでなく過去作品からプラズマジカ等のキャラも多数出演しています。基本的にプラズマジカとましゅまいれっしゅの8人がメインとなって進んでいきますが、どちらかといえばプラズマジカは先輩ポジションでましゅましゅが主人公バンドっていう側面が強かったので3期の続編という側面が強いように感じました。シリーズのオールスター物の作品は登場キャラクターが多くなりすぎて大抵細かな心理描写とかを描くことなく浅い感じでわちゃわちゃして終わるってパターンが多いのですが、この作品はあくまでもましゅましゅが主人公ポジであり、他バンドを上手く話に盛り込んでいくことで多くのキャラクターを上手く話に盛り込めており、素晴らしい構成だったと感じました。曲も非常に名曲揃いで特にOPは聴けば聴くほどハマっていく神曲でホントにオールスター物に相応しい曲だったと思います。

 

プレイタの傷

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 今期一のダークホース枠。全編3DCGの作品ですが、エクスアームとは異なりめちゃくちゃ素晴らしい出来のアニメーションでした。キャラクターも然ることながら、背景等の作り込みが尋常ではなくもうほぼ現実世界の映像と言っていいレベルです。ストーリーですが序盤こそ少し世界観の理解をするのに苦しみますが、見ていれば何となくわかってくるのでその点は問題なかったと思います。1話にしてエイジが死んでしまうというシーンがあえて描かれている訳ですがこの回は後々色々な点で重要になってきたという構成は良かったと思います。フェンリルが登場し始めて、その正体は何者なのかというところに焦点が当たり始めてから一気に面白くなりましたね。フェンリルの正体も予想を裏切るような人物でそこからの王道展開という理想的な話の流れは非常に満足するものでした。女性キャラがアズサさんしかいないので、多分女性(特に腐女子の皆様方)向けの作品なのかな〜って思いましたが、普通に自分も楽しめたのでシンプルにキャラの個性以外の要素も良かったのだと思います。

 

A(80~89点)

転生したらスライムだった件 (2期第1クール)

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 ようやく転スラは始まったんだよな〜と言える内容の2期前半でした。1期は面白くなりそう面白くなりそうってずっと言ってたら言ってる間に終わってしまったのでちょっと渋い印象でしたが、2期では遂に本当に面白くなったので一安心です。やっぱりいくらめちゃくちゃ強い主人公でもある程度は苦戦を強いられたりしないと敵を倒しても面白くならないんですよね。リムルが魔王となり、仲間たちもパワーアップしましたが、他にもまだまだ強敵がいるぞ〜みたいな雰囲気で終わったのでめちゃくちゃ後半クールも楽しみにしてます。

 

Re:ゼロから始める異世界生活 (2期第2クール)

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 シンプルにお話が難しいよ〜という感じで進んでいましたが流石に4章解決編なだけあって最後は盛り上がりましたね。前半のエミリアの過去の記憶で説明されるあれこれはこの段階では完全に理解できる内容でもないので正直見てて退屈なところもありましたが、スバルがガーフィールたちと協力して全ての問題を解決する最後のループはめちゃくちゃ面白かったと思います。ベアトリスとスバルが対峙する部分も非常に良かったですし、これもう正ヒロインベアトリスだろ…(エミリアは試練突破した代わりにある意味余計面倒臭い女になった気もするし…) 一応区切りがついたとはいえ、まだまだ原作は続いていますし、続編とかもやって欲しいとは思いました。

 

ヒーリングっど♡プリキュア (第4クール)

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 1年間に渡るプリキュアも無事完結です。コロナの影響をもろに受け途中ゴタゴタがあったりしましたがしっかりと軌道修正して上手く収めてくれて良かったです。ラスト第4クールはビョーゲンズ幹部との戦い、キングビョーゲンとの戦いという王道展開となりましたが、のどかたちの決意がしっかりと芯が通っていて、最終的にビョーゲンズにトドメを刺したので個人的には満足でした。敵と和解する展開も有り得たかも知れませんが、結果としてこのような展開となったのは生きる上で時には辛い選択も必要だというメッセージだったのかなって思ってます。悠木碧さんののどかと加隈亜衣さんのラビリンのコンビが見れて本当に良かったです。

 

ゲキドル

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 テレビ放送はAT-X限定での作品だったので基本配信で見る感じの作品でした。これからはそういう形態の作品も増えるのかなって思うと少し寂しい感はありますね。第一印象は劇団員の女の子たちがアイドルをするアイドル物の作品なのかなって思っていたんですがドールという存在が話を引っ掻きまわしてくるんですよね。ドールという人在らざる存在が登場人物たちの心理や記憶に介入してきて若干SFチックなところもあるのかな〜とかって見てると途中でとんでもない展開になってくるのがすごかったですね。後半からは一気に話が動き始めて様々な人物の思惑や過去とアリス・イン・シアターのメンバーの劇が繋がっていき、最終回で納得のいく解決をしてくれていたかなと思います。最終回の展開はシン・エヴァンゲリオン劇場版以外の何物でもない内容となっているのですがその意味を知りたい方は両作を視聴して確かめてみてください。

 

ホリミヤ

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 めちゃくちゃ好みのラブコメ作品でした。こういう思春期特有の学園生活で共に過ごす中で生まれる関係性が本当に素晴らしいんですよね。登場人物みんな良い面もあれば負の面も存在していて、良い意味で人間らしさが垣間見える作品だったと思います。個人的にはレミちゃんと沢田ちゃんが好きだったんですが、沢田ちゃんは殆ど出番がなかったですし、レミちゃんは最初の方はちょっと性格悪い感じのキャラだったのであまり良い印象ない人もいるかもしれないです。だがそこがいい。男キャラも石川くん始めみんな個性がそれぞれあり、ラブコメには欠かせない、主人公以外の男キャラのポジションをしっかりと確立していて素晴らしい作品だったと思います。

 

無職転生 -異世界行ったら本気だす- (第1クール)

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 異世界転生物の中でも原作は古参の分類になるであろうこの作品。異世界転生物というジャンルの作品はピンからキリまで幅広く存在しているのでどっちに転ぶかと放送前は思っていましたがめちゃくちゃ高クオリティの作品に仕上がっていてひっくり返っちゃいました。何なら自分が見た異世界転生物アニメの中でトップと言ってもいいレベルの作品です。第1にシンプルに作画が良いっていうのが大きな加点要素ですね。これぞザ・アニメーションって感じの作画をしていて映像美をしっかりと意識しているのがよく伝わってきたと思います。加えてストーリー展開も面白く、ルーデウスの幼少期の物語として100点の内容となっていたと感じました。ロキシー師匠やシルフィ、エリスといったヒロインたちとの関わりといったところから今後のルーデウスの人間的な成長を描く上での布石になっていくような第1クールだと思いました。

 

進撃の巨人 The Final Season (4期第1クール)

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 いや、流石に面白すぎるだろ… いよいよ、壁の外の世界の存在が明らかになり、パラディ島とマーレの戦争となって行くわけですが、エレンの真意が本当に分からないので視聴者もハラハラドキドキしっぱなしです。マーレ側の主人公とも言えるライナーですが、あまりにも不憫な状態で心が痛いです。逆に新キャラのガビやらファルコには視聴者目線非常に感情移入しにくい構成となっている(ぽっと出の敵キャラなんで当たり前)のですが、これも制作陣の術中にはまっているような気もしてたまらないです。ジークとのやり取りでエルディア人についてさらに色々とわかってきたりしましたがそれでもまだ大きな謎は残っているので冬の後半クールが楽しみですね。もう普通に続きが気になりすぎて今から待ちきれないです。

 

S(90点~)

Dr.STONE STONE WARS (2期)

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 ちょっともう毎週面白すぎるんですよね。いよいよ千空と司の直接対決となる2期でしたが、あまりにも素晴らしい展開が多すぎて本当に毎週のように拍手してました。千空の科学は単純に過去の知識から再現してるだけじゃなくて、それに付随する歴史や文化、人々の想いも受け継いで伝承しているんですよね。理系の人間からするとそういうところまで触れてくれるのは本当に素晴らしいって思っちゃいます。最終回で司は長い眠りにつく訳ですが、千空が司を必ず復活させるという意思のもと新たなステップに進んでいく展開でサブタイトルがPrologue of Dr.STONEなのホントにスゴいと思いました。ドクターの意味は博士じゃなくて医者だったんだぁ… 3期も決定したのでめちゃくちゃ楽しみにしています。

 

SK∞ エスケーエイト

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 スケートは素晴らしい。レキとランガのスケートを通じた友情アニメ。転校生のランガにレキがスケートを教えるというところから2人の出会いが始まり、深夜開催される関係者以外入れないSと呼ばれる場所で開催されるスケート勝負を通じて切磋琢磨し合っていくという感じのストーリーです。Sでは2人以外の個性的なキャラが出てきて彼らとの対決や対決を通じて仲が深まるといった王道展開がある一方で、Sでのスケート勝負を取り仕切るアダムが登場した辺りから物語の空気感がガラッと変わり、加速的に面白くなっていったと感じます。アダムはランガに異常なまでに執着する一方で、表の世界では政治家であるという二面生が描かれているのが非常に見てる側に印象づけられるキャラでした。また、才能のあれランガと比較し、どんどん離されていっていることに気づくレキが色々葛藤しながらも最後は楽しいからスケートをするという原点とも言えるところに立ち返るのが非常に良かったと思います。スケート勝負のシーンではアダムが(下り坂に対して)逆走したり、ボードを持って相手を殴ったり好き放題してて爆笑してましたが、笑いあり涙ありで、加えてアツいアニメだったと思います。

 

呪術廻戦 (第2クール)

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 流石に毎週毎週面白すぎる。第2クールになって京都姉妹校のキャラクターが登場し、よりストーリーに厚みが出てきたと思います。虎杖の伏黒たちとの合流、東堂と虎杖の共闘展開等々、少年マンガとして満点の盛り上げ方を毎週毎週やってくれるのは本当に素晴らしい作品だったと思います。微妙な回・つまらない回というものが存在しないのはホントにすごいですし、第1クールの面白さを適宜更新していくのも良かったです。ストーリー展開の素晴らしさも然ることながら、映像の美しさも素晴らしく、戦闘シーンの作画、魅せ方というものがよく練られていると思いました。映像という媒体をしっかりと理解した魅せ方をしてくれるのはなんだかんだで1番難しいことですからね。原作の雰囲気をしっかりと再現しつつの素晴らしいアニメ化だったのだろうと思います。冬の前日談の映画も非常に楽しみですね。

 

ウマ娘 プリティーダービー Season2 (2期)

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 1期からめちゃくちゃ時間が空いてしまい、アプリの方も約3年音沙汰無しで巷ではすっかり死んだコンテンツ扱いでしたがアニメ2期制作決定+アプリリリース日決定で完全にバブル突入しましたね。1期とは異なりメインとしてトウカイテイオーメジロマックイーンの2人に焦点を当てた物語となっています。1期の頃から史実のレース・エピソードに基づいたストーリー展開というものが多くありましたが、2期もそういったところを意識しているとのことで元からの競馬ファンとかも楽しめる内容になっていると思います。というかアニメ中のエピソードの多くが史実通りって考えるとあまりにも現実競馬でのドラマが多すぎてこれもう創作超えちゃってるだろ…っていうくらいドラマチックな展開が沢山です。また、曲関連も素晴らしい楽曲だらけでOPED挿入歌全てが物語を盛り上げる重要な要素となっています。特に12話のEDはストーリー展開も相まって感情がとんでもないことになります。テイオー・マックイーン以外のキャラクターたちもただのサブキャラじゃなくて物語中でそれぞれに役割があり、テイオー・マックイーン以外のキャラクターにも想い入れができる構成でした。早い話、是非見てみてください。めちゃくちゃ面白いのでここで内容にあまりにも触れちゃうとこれから見る人に申し訳ないので感想はこの辺にします。流石最高のコンテンツを作る企業Cygamesだぁ…

 

 


 以上で2021冬アニメの総決算ですが、なんだかんだで冬ラストのSK∞最終回から1週間近く遅刻しちゃいました。加えて前回の反省にあった記事2つに分けるってのも完全に忘れてましたね。オタクは学習することができないらしい。

今期は続き物作品が全体的に上位を占有してる印象でした。(面白いから続編が制作されている訳なので当然といえば当然かもしれませんが。) 逆にいうと新規のアニメオリジナル作は少し前まではアニメの花形というイメージでしたが、最近はあまり好調という印象はなく、期待値とは裏腹にコケてるものが多い気はしています。結局、全く新しいという作品を作り出す余地がどんどん無くなってきていて、どこかで似たようなものを見たことあるなってなりがちになっているのかなと思ってます。

 

 2021春アニメは個人的な都合ですがリアタイできる頻度が減る予感がしてるので、必然的に未視聴作も増えるとは思いますが、できるだけ多くの作品をしっかり追っていくので社会の波に飲まれないようにできればなぁと思ってます。個人的に注目してるのは憂国のモリアーティ第2クールですかね。一応不定期でブログは更新するつもりなので次回も付き合ってもらえたら嬉しいです。