rubidium-37’s blog

やりたいことしかやらん

2020年アニメ万博(単話で見るアニメ部門)

 どうも、ルビジウムと申す者です。ついに2020年も残すところわずかということですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。自分は現実逃避しながらアニメ見てます(卒論は?)

 

今回は年末らしく今年のアニメについてのあれこれを振り返っていこうかなと思います。万博というタイトルには特に深い意味はありません(え?)。アニメそのものの評価とかは普段毎クールごとにやってますし、まとめてのランキングも年度ごとでやる予定なので、年末のこの企画に関しては完全に自分の好みで色々と選出して振り返っていこうかなと思います。なので普段とは異なり、完全に個人的な好みを語るだけの記事ですのでその辺の理解はよろしくお願いします。

 

※一応色々なことに触れていきたいなと思っていたら膨大な量になってしまったので各部門ごとに分けて投稿していきます。

 

 初回は「単話で見るアニメ部門」ということでアニメのそれぞれの回を単話で見たときに個人的に好きな回を10個選出しました。作品そのものの評価とかは関係なしに「この作品のこの回が好き!」というものを選んでいます。単話とは言っていますが一応その作品のそれまでの話の内容やどんな伏線があったかということは全て頭に入っている上で見たときという前提は付けておこうかと思います。(そうしないと1話完結の作品ばかりになっちゃうので) とはいえ、どちらかと言えば平均して面白い作品よりも瞬間的爆発力が印象深い作品から多く選出してる傾向が強い気がするので、全ての話が圧倒的に面白いみたいなタイプはここには入れていないです。(最終回の総合部門でやる予定)

 

それでは、冬(1~3月)アニメから順にノミネート作を発表していきたいと思います。部門グランプリだけは最後に持っていきましたので予想しながら見ていってください。

 

推しが武道館にいってくれたら死ぬ (2020冬)

Episode5 わたしは待つことしかできない

f:id:rubidium-37:20201219201742p:plain

 推し武道という作品そのものはえりぴよと舞菜が中心の作品ではありますが、ChamJamの他のメンバーの存在も当然外すことはできません。中でも自分がピックアップした5話はいわゆる「まきゆめ」回です。人気投票の中間発表でゆめ莉が3位で前列で踊ることになり、ゆめ莉のファンが喜んでいるのを見てゆめ莉自身も喜びを感じるという展開も良かったですが、なにより、ゆめ莉にもっとファンのために頑張って欲しいと思い眞妃がこっそりとゆめ莉に投票していたと判明するシーンがホントに良かったです。こういうお互いがお互いを想っている関係性が好きすぎる。安直に百合と分類するのは違う気もしますが関係性のオタクにはめちゃくちゃ刺さる回でしたね。推し武道、円盤買うぐらいお気に入りの作品の1つです。

 

ランウェイで笑って (2020冬)

3着目 ランウェイで笑って

f:id:rubidium-37:20201219203345p:plain

 1,2話のキレイな導入からの3話での鮮やかなタイトル回収、1年近く前ですがリアタイして鳥肌立ちまくったのをハッキリと思い出します。育人が最後の一着を時間が無い中で千雪に合うようにかつ柳田さんのブランドイメージを崩さないように仕立てるという場面で、裏方や他のモデルが何とか時間を稼ごうとしてる様や、千雪が育人の仕立てた服でランウェイを歩く際にヒールが折れるというアクシデントすら演出に変えたり、千雪のランウェイを見て自身の価値観に大きな影響を受けた記者がいたりと短いシーンの中に様々なことが濃縮されてるんですよね。おまけに最後、千雪がポージングした後で思わず本来タブー視されてるランウェイで笑顔を見せちゃうのホントに凄いんですよね。ここから千雪と育人の物語がスタートしていくと思うとめちゃくちゃワクワクするんですよね。二人の原点として相応しい内容、序盤の構成としては100点の内容だと思ってます。

 

邪神ちゃんドロップキック’ (2020春)

5話

 2020年の中でも特に自分の琴線に触れる作品の1つであった邪神ちゃんドロップキックからは邪神ちゃんとメデューサの過去に触れる5話をチョイスしました。相変わらず邪神ちゃんはクズですが時折見せるこの友達思いな部分とかがやっぱり主人公属性あって非常に好きです。メデューサも幼少期の邪神ちゃんからのビニールのポーチを額縁に入れて今でも保存してたり、邪神ちゃんにちょっと優しくされちゃうとすぐにお金貸したりと地雷臭すごいのが本当に好きです。まるでDV夫とその夫がたまに見せる優しさにときめいちゃうせいで依存し続ける妻みたいな関係性だぁ...(健全な関係とは一言も言っておりません)

 

デカダンス (2020夏)

#12 decadence

f:id:rubidium-37:20201219211048p:plain

 やはり2020年のアニメを単話で見たときにデカダンスの最終回は外せないかなと思いました。最終回のサブタイトルが作品のタイトル回収をするアニメは名作。前回の記事(下記参照)でも書きましたが、最終回はカブラギさんを主人公とするギア側の話が中心でしたがナツメがカブラギさんの心情に与えた影響と最終決戦に臨む覚悟・決意というのが全てバックで流れてるOPの歌詞にリンクしてるのがめちゃくちゃいいんですよね。サビ前にナツメの回想シーンが走馬灯のように駆けるの鳥肌立ちました。決戦が終わってOPからすぐにEDに繋げてくるのもホントに良かったです。ストーリー・構成・作画面だけでなく音楽も素晴らしいアニメでした。特に伊藤歌詞太郎さんはニコ動の全盛期に一番良く聞いていた歌い手だったんで個人的な思い入れも深かったです。

rubidium-37.hatenablog.com

 

天晴爛漫! (2020夏)

第五話 The Eve. And…

f:id:rubidium-37:20201219212858p:plain

 マジで天晴爛漫のこの回までの構成は完璧すぎた。(それ故に後半は期待し過ぎた感もあった気がしますが...) レース直前の晩餐会でこれまでの回で出会ったライバルたちと決意を確かめ合う感じやこれからレースで戦うであろう強敵の登場、裏で暗躍する謎の人物の存在などいよいよここからレース本番で物語も本番という雰囲気を作ってくれていてワクワクが止まらなかったですね。そして、レース開始当日のシーンが第一話の冒頭に繋がるのホントに完璧な流れでした。ここのタイミングでOPが流れるのも制作陣分かってるなって感じで言うこと無しでしたね。それだけにこの後、段々と真っ向勝負のレースから脱線していくのは個人的には悲しいものがありましたがそれは別の話ですね...

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN (2020秋)

第6話 復讐の猟犬

f:id:rubidium-37:20201225154732p:plain

 オリジナルアニメの2期以降とかの続編は蛇足になっちゃったりすることもしばしばあったりしますが、ストパン3期はアニオリ作の続編物としてはお手本のような素晴らしい出来でしたね。新型の高速ネウロイに撃墜され単身ピンチに陥ったハルトマンを救出するという内容の話でしたが、最初はバルクホルンが感情に駆られてやけくそオーバートレーニングをしてるのを見て2期の頃(2期4話参照)と変わってないじゃんって思いながら見てました。ハルトマンの命の危機とはいえ、サウナの壁破壊しまくってるし2期4話の荒れてた時よりも明らかに感情的になってるな~とかって思っていたんですがサウナに籠りまくっていたのも過度なトレーニングも全部理由があってやっていたと分かった時にマジか~って声出ましたね。実際は冷静さを失っていなかったバルクホルンの2期とは一味違うところを見れて続編物のあるべき姿を見せつけられました。加えて、ハルトマンとバルクホルンのお互いを想い合っている様子もしっかりと描いてくれたので言うこと無しの大満足の回でした。

 

シャドウバース (2020冬~継続中)

第29話 僕である証

f:id:rubidium-37:20201220033412p:plain

 ガチでほとんどの人が見なくなっちゃった作品。緊急事態宣言の時はみんな家にいたので何となくで見てる人も多かったですが、平日の夕方なので普通は録画しなきゃ見れないのがイタいですね... ピックアップしたこの回ですが主人公・ヒイロのライバル・ルシアの本質回と言える回です。第3クール以降ヒイロたち、選ばれた戦士は虚ろの影と呼ばれる存在から人類の危機を救うためシャドバで戦っていく(え?)というのが大きな話の流れとなっています。その中で虚ろの影は人間の心の弱みに付け込みその人間を操り手駒にしてヒイロたちの敵として立ちはだからせるのですが、ルシアの前に立ちはだかるのはルシアの妹のシオリでした。両親が他界し、病気がちの妹の治療費を稼ぐためにシャドバをするルシアでしたが第1・2クールでのヒイロとの出会いがルシアの心境に少しずつ変化をもたらしているというのがここまでの話でした。シャドバでぶつかり合う内にシオリは自分のせいでルシアを縛り付けてしまっているのに負い目を感じており、自分たちに対して優しくなかった世界を憎むようになってしまったと思いをぶつけます。それを受けルシアは辛い現実があったとしても妹の前だけは笑顔でいようとしていたと認め、お互いに自分の気持ちを偽っていたのだということに気づきます。そして、これからはシオリのためではなく自分自身のためにシャドバをすることを決意し、新たに手にした伝説のカードの力でシオリを倒し、救い出すというのがこの回の内容です。ここでやはり大事だったのは最後にルシアが自分自身のために戦うと決意できたのはヒイロとのシャドバに高揚感を感じていたからこそなんですよね。確かに、ヒイロのシャドバを楽しんで欲しいという思いは青臭い理想論だったかもしれないですが結局ルシアとシオリの心を救ったのはその純粋な思いだったというのは王道展開で非常に良かったと思います。あと、ルシアが決意を固め伝説のカードを使用するタイミングでEDの「心誰にも」が流れるんですがサビの歌詞がめちゃくちゃこの時のルシアとマッチしてて普通に鳥肌立ちました。ゲーム実況者わくわくバンド、バカにしてましたがやるじゃんって思いました(誰?) 普通に昔ニコ動で見てたゲーム実況者たちがまさかこんないい曲作るなんて思わないだろ...

 

アサルトリリィ Bouquet (2020秋)

#5 ヒスイカズラ

f:id:rubidium-37:20201220172731p:plain

 アサルトリリィ屈指の名作回。日常回でありながら梨璃の誕生日回であり、梨璃と夢結さまの関係性が深まるというすごい濃密な内容でした。この時点で結構尺もヤバい気がしていましたがこの回で一気にその問題も巻き返してきたのも良かったですね。(この後、最終回付近で結局尺が足りなくなったのは見てみぬふり) 普段あまり感情をあらわにしない夢結さまが梨璃のためにとなるとこんなにも色々な表情を見せてくれるというのが見ていて楽しかったですね。おまけに特殊EDというのはホントに出血大サービスすぎる。シャフトの特有の美しい作画も相まって二人の関係性を際立させていたと思います。

 

 

魔女の旅々 (2020秋)

#12 ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語

f:id:rubidium-37:20201220175927p:plain

 ずっと待ち望んでいた魔女の旅々のアニメ化で素直に嬉しかったですね。しかも、イレイナのCVは本渡楓さんという自分のためにあるかのような作品でした。魔女の旅々は基本的にはイレイナは傍観者の役割で、行く先々で起こる出来事に積極的には干渉しないというのが作品のスタンスですが、アニメではイレイナやサヤさん、師匠といった身内絡みのエピソードが多かったのは原作未読組に配慮したエピソードチョイスだったのかなと思っています。アニメのエピソードの中ではやっぱり最終回が個人的には一番好きですね。このエピソードは特にイレイナが主人公の役割が強いエピソードであり、なによりも魔女の旅々という作品のタイトル回収をしてくれる重要な回ですからね。原作ではこのエピソードで本編は一区切り付きますが(3巻)そのあと15巻まで続いてるのは短編集に近い性質なので話を作りやすいのもあるのかなと思います。最終回、本渡楓さんが1人で何人ものイレイナを演じていましたがファンからするとその演じ分けも楽しめた良回だったなと思います。

 

部門賞

魔王学院の不適合者 (2020夏)

#13 世界に愛が満ちるように

f:id:rubidium-37:20201222042153p:plain

 所詮、これも典型的ななろう作品なんでしょ?ってバカにしてた時期が自分にもありました... 蓋を開けてみるとアノス様のやることなすこと全てが規格外すぎて逆にめちゃくちゃ面白いじゃんって感想になりましたね。自分たちの想像をはるかに超越することを涼しい顔でやり遂げるアノス様の活躍がアノス様の規格外っぷりをよく表現していたと思います。ピックアップした最終回ですが偽りの魔王アヴォス・ディルヘヴィアの正体がレイ=勇者カノンであることが明かされ、アノス様と最後の戦いになるという展開でした。人類の魔王に対する憎しみを終わらせるためにレイは偽りの魔王として討たれるつもりでしたがそれを知ったアノス様がレイを止めるために戦い最終的に自身が偽りの魔王として討たれることでレイを救ったというのがアノス様こそレイにとっての勇者だったというセリフをまさに体現していましたね。その後のジェルガとの戦いでサーシャ・ミーシャの合体やらアノス様蘇生からの共闘の流れ、アノス様ファンユニオンの合唱などやりたい放題やったのもホントに面白かったです。アニメだけに限らず表現って本来ここまで自由であっていいものなんだよなと改めて認識させられました。あと最終回のOPはアノス様verでしたがアノス様の魔剣・理滅剣ヴェヌズドノアが登場する回だけ、世界の理を滅ぼしてアノス様の歌声を現実の我々も聴くことができるという解釈は個人的に結構好きな解釈でした。魔王学院の不適合が好きで良かったって心から思えた素晴らしい最終回だったと思います。

 

 

という訳で全10話を紹介させていただきましたが、あくまでも個人的好みで選んでいるので賛否は色々あるかとは思います。傾向としては登場人物2人の関係を深掘りして描いてくれる内容のものが多くなった気がしますがやっぱりそういうのが好きなんで偏るのは当然なのかなと思いました。

年末アニメ万博シリーズですが、次回は明日に「印象に残った声優部門」を投稿する予定です。声優トークはアニメ好きの中でも好みの分かれる内容だったりしますが自分は普通に声優オタクでもあるので年に1回くらいはブログ書きたいな~とかって思ってたので許してください。ちなみに自分の一番の推し声優である悠木碧さんは明日の記事には出てきません(2020年はプリキュアで忙しかったっぽいので)。気が向いたら明日の記事にもお付き合いしてくれればと思います。